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両丹日日新聞2011年3月15日のニュース

地震:「余震すら気がつかず」 市民病院医師ら5人被災者の手当て

0315dmat.jpg 東日本大震災の発生から5日目を迎えた。壊滅的な被害を受けたところが多いが、被災地ではまだ余震が続き、復旧作業は難航している。現地へは福知山市の消防隊が出動し、救助活動をしている。地震発生日の夜に急ぎ初出動した市民病院の災害派遣チーム・DMATの先発隊5人は、医療支援を終え、14日夜にいったん帰福。15日には、救援活動のため陸上自衛隊第7普通科連隊が現地に向けて出発した。市内では、被災地支援の義援金集めの活動の輪が広がっている。

 市民病院のDMATは、大規模災害や多傷病者が発生した事故などの現場で活動するため、専門的なトレーニングを受けたチーム。1995年の阪神淡路大震災を機に、全国に多くのチームが結成された。
 
 市民病院の医師、看護師ら5人で組織する第1隊は、府から災害派遣の要請を受けて11日夜、応急手当ての資材などを積み込んで出発した。行き先は、宮城県の仙台医療センター。東北自動車道は路面が隆起しているなどの情報が伝わったため、若狭方面から北陸自動車道を通って向かった。
 
 「情報が錯綜し、パニック状態になっており、まずたどりつけるかが不安でした」と、第1隊を率いた吉川徹二外科医師。東北道に入ると、緊急修繕のため、復旧作業を急ぐ重機が多くみられたが、それを縫うように走り、18時間後に現地にたどりついた。
 
 センターでは、自衛隊や各地から駆けつけたチームと連携をとり、運び込まれる被災者の手当てや重症者を他の病院に搬送する手伝いなどをした。大きな余震が続いたが、その揺れすら気づかず没頭した。
 
 「ライフラインが閉ざされ、応急処置しかできず、支給された毛布をかけて夜を明かした」
 
 長期滞在はできないため帰福の途につき、14日午後6時40分ごろ病院に到着。香川恵造院長や医師、看護師らが出迎えた。
 
 吉川隊長から活動報告を受けた香川院長は、災害支援で活躍してきたことをたたえ、「活動ご苦労さまでした」とねぎらった。
 
 第2隊2人も撤収しており、早ければ今夜にも帰福する。ただ、現在、現地の病院には次々にけが人が運び込まれているのが現状で、人員は不足しており、府から再出動の要請を受ける可能性もあるという。
 
 
写真=災害支援活動を終えて市民病院に戻ったDMAT第1隊

    

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