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両丹日日新聞2011年2月12日のニュース

「笑顔ある所に笑顔集まる」 福知山出身のギャルソン・岡部さんが成美大で講演

0212simindaigaku.jpg 4年連続でミシュランガイドの星を獲得中のレストランなど、東京を中心に7店を経営する福知山出身者を迎えての公開講座「成美市民大学」が11日、福知山市西小谷ケ丘の成美大学で開かれた。講師を務めたのは、社長業と同時にフランス料理給仕(サービス)のギャルソンとして手腕を発揮している岡部一己さん。下積み時代から7店を経営するようになるまでを順に追いながら「笑顔のある所には笑顔が集まる。どんな時にも笑顔でポジティブ(前向き)に」と語った。

 市と大学の共催事業。講演は初めてという岡部さんだが、「ふるさとのお役に立つなら」と引き受けたという。
 
 三和町の生まれで、1989年に福知山高校を卒業。料理の専門学校に進み、ギャルソンとして東京の一流店に就職した。当時のレストランは上下社会で「上の人への返事にノーは無く、イエスのみ。仕事はきつく、給料は安い」世界だった。そこで、3年目に破格の条件で引き抜きを受け、店を移る。ところが「これが失敗。仕事はお金じゃない、やりがいだ」ということを学んだ。
 
 客へのサービスは学校や先輩から習ったのではなく、客から教わった。どんな苦労も、客の「ありがとう」の言葉で報われた。
 
 縁に恵まれ独立することになったが、店をオープンしてしばらくすると、客が来なくて散々な状態に。「銀行にお金が返せず、どこで首をつろうかと考えていた」とも明かす。それでも我慢して客に喜ばれるようにと心がけ、やがて評判を得て満席が続くようになった。
 
 今は経営者とギャルソンの相反する二つの仕事をこなす毎日。「経営者は数字を見なければならず、ギャルソンは数字に出てこないことを考えるのが仕事」。そして自分は経営者としては失格かもしれないが、数字より顧客の満足を第一に考えているという。
 
 客を満足させるための方法やデータの使い方なども紹介しつつ「夢を実現することは生やさしいことではない。人と同じことをしていても無理。だけど二倍、三倍の努力と、強い思いがあれば、夢は必ずかなう」と強調。ふるさとへのエールを送った。
 
 
写真=ふるさと福知山への思いを織り交ぜながら自身の体験を語った岡部さん

    

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