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両丹日日新聞2011年2月 2日のニュース

3日は節分 元伊勢内宮神社で三鬼打ち神事

0201oni1.jpg 3日は節分。もともと節分は、季節の分かれ目を意味する言葉で、「立春」「立夏」「立秋」「立冬」の各前日を指していた。現在は「立春」の前日をこう言い、福知山市内の寺社でも悪疫退散や招福を願う豆まきなどが行われる。

 鬼退治の豆まきで有名なのが、大江町内宮の元伊勢内宮皇大神社(大志万昌次宮司)の三鬼打ち神事。昭和初期から始まったとされ、今年も3日午後2時から催される。
 
 「病鬼」「貧鬼」「陰鬼」の3匹の鬼に向かって年男や年女、厄年の人たちが豆をまき、拝殿に追いやる。鬼たちはここでお払いを受け、病鬼は「元気」、貧鬼は「富貴」、陰鬼は「陽気」に生まれ変わり、おたふくの姿になる。
 
 続いて行われるのが盃割厄除け神事。境内の御門神社前で神酒を飲みほした盃(杯)を厄除け石に勢いよくぶつける。このあと、「エイ、エイ」と声を掛けながら白布を八つ裂きにして、それを厄除け石の裏側にある「鬼の岩屋」に投げ込む。どちらも厄を無くしたり、封じ込めたりするといった願いが込められている。
 
 3日は神職の控室の斎館前に、鬼退治の仕掛けをする。
 
 藁を束ねて作った藁苞の中に五目握り飯を入れ、先端には焼いたイワシを刺したヒイラギを付ける。イワシの香ばしいにおいとおいしい握り飯で鬼を誘い、ヒイラギの棘でこらしめることで厄を払う。
 
民家でも戸口にヒイラギを取り付ける魔除けの風習が各地で残っている。
0201oni2.jpg 内宮神社拝殿そばにある龍灯の杉は、節分の真夜中に龍が幹の頂上に昇って灯をともすという伝説が残る。昔は節分の裸参りとして、男性は下帯一つ、女性は肌着姿でスギに祈ったらしい。今でも龍灯の杉を信仰する人がいる。
 
 また内宮には、地元の若者たちが浴衣一枚で景気良く内宮神社まで走って来て参拝し、餅を境内の大たき火で焼き、懐に入れて持ち帰る「若者の裸参り」といった習わしがあった。このほか、「悪さ参り」という風習も。内宮神社の権禰宜、佐藤仁さん(75)=内宮=によると、節分の夜、地域の子らは内宮神社でお参りしたあと、元伊勢外宮豊受大神社(天田内)までの道中、悪さ、いたずらが自由に出来たという。
 
 佐藤さんは「小学生だったころ、地区内に数件あった旅館の看板を掛け替えたり、あちこちの用水池に置いてあった大きな柄杓を持ち去り、別の場所に置いたりする悪さをしました」と振り返る。内宮ではかつて、正月よりも節分の夜のほうがにぎわった。
 
 
写真上=三鬼打ち神事では、病鬼、貧鬼、陰鬼の3匹の鬼が登場する(昨年の内宮神社の節分祭)
写真下=五目握り飯やイワシで鬼を誘い、ヒイラギの棘でこらしめる

    

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