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両丹日日新聞2011年2月 2日のニュース

調達難の祭り用草履を自分たちで 生野神社の氏子らが習う

0131warajidukuri.jpg 奴(やっこ)が地区内を練り歩き、道中で毛やりを投げ渡す鳥毛振りを繰り広げることで知られる福知山市上六人部地区の生野神社秋祭り。このときに奴が履く草鞋は、これまで他地域の人に作ってもらっていたが、今年から調達が難しくなった。「それなら自分たちで作ろう」と、氏子の有志らが23日と30日、三俣生活改善センターで講習会を開き作り方を学んだ。

 江戸時代に始まったとされる同神社の秋祭りは、子ども神輿、奴、大人神輿などの隊列が、三俣、池田、堀越、正後寺、坂室の5地区を巡行する。
 
 隊列は約150人規模で、このうち警護2人を除く奴8人は草鞋を履いて参加するのが習わしになっている。長年、草鞋は石原の吉良良平さんに依頼して作ってもらっていたが、79歳と高齢になり、作るのが難しくなった。
 
 ほかに草鞋を作れる人のあてがなく、神社総代を務める高日音彦さんが氏子に相談したところ、「自分たちの手で作ろう」と声が上がり、講習会を開いて技術を身に付けることにした。吉良さんも、講師の依頼を快く引き受けた。
 
 講習会は2回にわたって約3時間ずつ開き、それぞれ20人近くが参加した。材料のワラは昨秋収穫したもち米から取ったものを地区の人が用意。参加者に2把ずつ事前に配り、木槌で打って柔らかくして持参した。細い縄も、地元の人が機械で編んで用意した。
 
 3つの突起が出たわらじ編み機も地元の人の手作り。この突起に長さ3メートルの縄を2つの輪にして引っ掛け、縄の間にわらを通していく作業などをした。作業する手は、乾燥してカサカサに。肩も力が入って凝りがひどいが、参加者らは吉良さんのアドバイスを受けながら練習に励んだ。
 
 今後は、各自が自宅で練習をして腕を磨くことにしている。今年は祭りが10月9日に催される予定で、それまでに予備も含めた12足を用意することにしている。
 
 
写真=吉良さん(左)のアドバイスを受けながら草鞋作りの練習をする氏子の有志

    

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