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両丹日日新聞2011年1月29日のニュース

赤鬼、青鬼「出番はまだか」 節分を前に大原で衣装合わせ

0129oohara.jpg 福知山市三和町大原地区で2月2、3両日、節分行事が盛大に催される。過疎、高齢化、少子化が進む中で、地域に活気をと、地元グループが1996年から、大原神社の節分祭に、地区内の氏子世帯を鬼装束で回る「鬼迎え」の行事を加えている。29日には、神社境内で鬼の衣装合わせをした。

 大原神社(林秀俊宮司)の豆まきは「鬼は内、福は外」と一般的な掛け声とは正反対。鬼(厄)を神社に迎え、氏子の各家庭に福を授けるために、この掛け声になったと伝わる。昔、この地方は綾部九鬼藩だったことへの配慮もあるとされている。
 
 鬼迎えは、珍しい慣習を生かして地域活性化を図ろうと、地元の「大原話し合いの会」(大槻兄市会長、20人)が赤鬼、青鬼の手づくりの衣装を使って始めた。毎年、2日夜に3組の赤鬼、青鬼がそれぞれ氏子の約70世帯を一軒ずつ回り、ドンドンと玄関の扉をたたき、「鬼はおらんか」などと声を張り上げる迫真の演技で竹製の金棒を振りかざす。このあと豆を渡し、「3日にこれを持って神社へ来い。そして鬼を追い払え」と告げる。
 
 3日午後7時からは、境内で各家庭から集まった鬼を改心させ帰ってもらう追儺式。本殿で宮司が桃の弓で矢を射ってお払いしたあと、爆竹の音を合図に境内に鬼が現れ、暴れ回る。掛け声とともに、氏子らが鬼に豆を投げ、本殿へと追い込む。改心した鬼はお多福の顔になって再び現れる。
 
 このあと、境内では福の神になった鬼が参拝者に、景品付きの豆まきをする。同日は終日、甘酒の接待があり、午後6時からは、お火焚き祭が営まれる。
 
 大槻会長は「会員の年齢層が年々高くなり、今は30代から60代になっています。鬼迎えも、初めたころに比べると、訪問する家庭の高齢化が進み、子どもが少なくなりました。それでも地域の伝統行事として続けていきたい」と話していた。
 
 地区の小学生は現在、川合小6年、小林迪孝君(12)ただ一人。少子化で当分、小学校の入学予定がない。迪孝君は3日の節分祭で、親子3代で鬼役を務め、祭りを盛り上げる。
 
 
写真=衣装合わせで鬼になりきる大原話し合いの会のメンバー

    

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