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両丹日日新聞2011年1月26日のニュース

学校統合の説明会始まる 夜久野は「3小を1校に」の声

0126setumei.jpg■「活気薄れる」と反対も■

 福知山市立学校の統廃合について盛り込んだ「学校教育改革推進プログラム案」について、市教委は25日夜、夜久野町額田の夜久野ふれあいプラザで、夜久野地域の地元説明会を開いた。夜久野では、住民ぐるみで協議した結果として「町内3小学校(精華、育英、明正)を1校に統合」という趣旨の要望書が市に提出された背景があり、質疑応答で大きな混乱はなかったが、賛成の立場の声だけでなく、「合併で公共施設などが減り、活気が薄れている上地区では存続を求める民意が大きい」などと反対する意見もあった。

 プログラム案の説明会は中学校区単位で計画しており、今回が初めて。市教委が出席を依頼した夜久野の46集落の自治会長、PTA会長らを中心に約110人が集まった。市教委側からは7人が出席した。
 
 荒木徳尚教育長があいさつで「少子化が進むなか、市学校教育審議会から(09年3月)、複式学級を解消し、おおむね20人の学級集団を下回る学校の統廃合を検討する内容の最終答申をいただいた」と経緯を説明した。
 
 また「教育の機会均等の立場から、適正規模・配置を図り、子どもたちに生きる力を育てたい。学習環境を整えるのは大人の大きな責務。早期に推進したいが、保護者や地元の理解、協力が不可欠で、地元の意向を大切にしたい」と強調した。
 
 このあと担当者が、プログラム案全体の内容を説明。統廃合の対象になる小学校は周辺部の12校▽休校中の公誠を除く26校から21校をめどに再編する計画▽複式学級の解消を基本とし、小学校の統廃合は中学校区単位で進め、1クラス20人の確保をめざす▽複式学級が設置されているか設置が見込まれる学校が対象となる−とした。
 
 夜久野地域は、精華、育英、明正の全3小学校とも該当し、それぞれ再編が考えられる相手校として、同地域の小学校2校ずつが挙げられている。
 
 同町連合自治会、各学校、公民館など17団体で組織する「明日の夜久野教育を考える会」(西谷久男会長)が09年2月、松山正治市長らに、住民ぐるみで協議した結果として、「3校を夜久野中に近い位置に統合・新築し、小中一貫校を」との内容の要望書を提出しており、質疑応答では賛成の声が多数を占めた。さらに「保育園の統合も同時に進めてほしい」との意見も出た。
 
 しかし、「精華小のある上地区では、署名運動をした結果、多くの住民が存続を求めている」「合併が生んだ弊害だ。児童が少なくとも徒歩で通える範囲に小学校を配置しておくべきだ」という参加者もおり、市教委の学校統廃合に向けての進め方自体を疑問視する人もいた。
 
 市教委は「プログラムは、児童、生徒に望ましい教育環境の在り方を提案し、地元の人にも課題を共有していただくために作成している。保護者や地域住民の意向を尊重し、理解と協力を得ながら進める」と締めくくった。
 
 市教委は2月1日午後7時30分から、三和町千束の三和会館、同月9日午後7時30分から、大江町河守の町総合会館で、それぞれ説明会を開く。他の中学校地域は日程を調整している。要望があれば小学校単位でも実施する。2月末まで賛成、反対の意見や要望を募っている。

■教育ネットは統廃合に反対の立場で市教委に申し入れ■


 学校と地域づくりを考える市民グループ・福知山の子どもと教育を考える会(福知山教育ネット)は、市学校教育改革推進プログラム案が「統廃合ありき」で進められていると指摘し、「拙速な押しつけの統廃合ではなく、少人数学級の実施でゆき届いた教育を望む」という内容の申し入れを20日、市教委にしている。
 
 
写真=学校教育改革推進プログラム案の説明を聞く地元住民ら

    

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