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両丹日日新聞2011年1月 6日のニュース

環境と福祉両面に効果 障害者施設の天ぷら油回収に協力増える 

0106aburakaisyu.jpg 福知山市のNPO法人「人権の会しあわせネットワーク」(阪根義秋理事長)が、燃料として再利用する使用済み食用植物油(天ぷら油)の回収を続けている。運営する障害者福祉サービス事業所「しあわせネット・勇気」の利用者たちが中心になって取り組み、開始からもうすぐ1年半を迎える。活動が徐々に知られるようになり、昨年11月ごろから協力者の輪が広がりを見せている。

 「天ぷら油再利用。燃やすごみから活用できる資源に」のキャッチフレーズを掲げて呼びかけ、趣旨に賛同する個人・団体に回収用のポリ容器を無料貸与する。集めた油は連携する与謝野町内のNPO法人のもとでバイオディーゼル燃料に生まれ変わる。
 
 回収目標量は当初月6000リットルを掲げたが、実際は300リットル程度の苦しいスタートとなった。それでも地道な活動を続け、宣伝や営業にも力を入れてきたことが実を結び、油を提供してくれる協力者が増えてきた。
 
 昨年11月初旬以降だけで18事業所が新たに申し出て、現在は食堂、企業、福祉施設など計63事業所が協力する。福知山環境会議の加入団体への広がり、自治会単位での積極的な参加もある。個人宅も少しずつ増えて85世帯。現在の回収量は月1000リットルを超す。
 
 新たに協力することになった末広町の弁当店・末広ブランチを経営する細見英行さんは「廃油の処理方法を考えていたときに回収活動を知り、タイミングよく営業に来られたことがきっかけです。ただ捨てるのではなく、役に立つと思うと気持ちがいいですね」と話していた。
 
 しあわせネットの一井義光事務長は「環境問題への関心の高まりもあり、少しずつですが活動は広がっています」と手ごたえを感じている。
 
 今後は環境に優しい地域づくりと障害者雇用の一つの形として、市民への周知を図るとともに、福祉施策での行政支援も求めていきたい考え。将来的には回収から燃料への再生産までを手掛けたいという。
 
 
写真=しあわせネット・勇気の利用者(左)が協力者から使用済み油のポリ容器を回収する

    

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