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両丹日日新聞2011年1月 2日のニュース

柔らかな発想で次々発明(上) 「まちの発明家」石原の塩見上さん

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 水陸両用自転車、肩たたき併用エアロバイク、水力を利用した発電機…。福知山市石原の板金業、塩見上さん(73)は「まちの発明家」として、これまでいろんなものを作ってきた。材料はほとんど廃品を利用。遊び心いっぱいの発明品ばかりで、しかも実用的。柔らかな発想で次々とおもしろいものを生み出している。

■初めての「発明品」は水陸両用自転車■
 
 48歳のころ、自宅でテレビを見ていた時、人力による水陸両用自転車選手権大会の出場者募集を知った。「おもしろそう」と思い応募し、不用な自転車を使い、トタン製の浮きをつけた三輪車を製作。これが発明品の第1号になった。
 
 大会は静岡県・熱海の海岸で開催。陸や海を進むコースで28人が出場して着順を競った。 記録は真ん中より少し上位の成績だった。
 
「車体は、今から思えば簡単な作りのものでした」という塩見さん。陸では浮きを立てて走るような仕掛けにしていた。大会出場を機に、ものづくりの楽しさを改めて知り、発明品作りへの思いを募らせた。
 
■2号機で由良川下り■
 
 すぐに水陸両用自転車の2号機を製作。1号機に取り付けられていた浮きは空洞で、水が入ってくるため、発泡スチロールをトタンで囲むような形に改良した。
 
 1990年には実際に動くかどうか由良川で実験。日を分けて市内の戸田橋上流から舞鶴市神崎の河口までの川下りに挑戦し、計12時間かけて成功させた。水上だけでなく、路上もスイスイと走った。
 
■肩たたき併用エアロバイクはTVで紹介■
 
 塩見さんの発明品は自転車を利用することが多く、肩たたき併用エアロバイクも本体は自転車。ペダルをこぐと、発泡スチロール製のパットが肩に当たる仕掛けで、ペダルこぎで運動不足を解消するとともに、肩もほぐすという優れもの。発明品を集めたテレビのバラエティー番組でも紹介され、賞を受けた。
 
 このほか、だれもが楽に乗ることが出来る三輪自転車「散策号」を発明。動力は普通のペダルと手回しペダルで、お年寄りでも無理なく坂道を上れるようにしている。水車を川に浮かべて電気を起こし、ライトを点灯させる「せせらぎ発電機」にも、水力を伝える部分に自転車の車輪やチェーンなどを使った。
 
 長い時間をかけて作ったものもある。いらなくなった温水器の貯水タンクに雨水をためて使う簡易水道装置は改良に改良を重ね、最初の雨で混じるごみが入らないようにすることが出来た。市内川北の作業場に設置し、手や顔などを洗う際に使っている。
 
 
写真=テレビのバラエティー番組で紹介された肩たたき併用エアロバイクを使う塩見さん

    

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