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両丹日日新聞2010年12月17日のニュース

常連客多いが高齢化で限界 日曜朝市28日で最後

1217asaiti.jpg 15年間にわたって営業し、多くの人たちに愛されてきた福知山市中の日曜朝市が、今年限りで看板を下ろすことになった。メンバーは全盛期の5分の1以下になり、全員が80歳代。府外からも含めて常連客は多いが、短時間に殺到するため、対応が高齢の身にはこたえ、やむを得ず閉店を決めた。28日が最後の特別市になる。

 中地区は由良川堤防沿いに田畑が多く、砂地の土壌を生かし、かつてはゴボウ栽培が盛んで、兵庫県尼崎市に大量に出荷していたという。栽培技術が高く、農産物は評判で、地域の農業活性化策として1996年に朝市をスタートさせた。
 
 近隣住民の迷惑にならないように、運営する場所は、新音無瀬橋東詰め交差点を三段池公園方面に約500メートル進んだところの、民家密集地から離れた市道沿いに設けた。
 
 多くのメンバーがこだわって栽培したのが、低農薬の土つき野菜。市の補助も受けて購入した大きなテントの下には、メンバーそれぞれが持ち寄った四季折々の野菜や漬物、花類などを並べた。実行委員会の加藤正代表は「最初は、虫食いだらけの野菜を見て、怒って帰る人もいた」と振り返る。しかし「見てくれは悪くても、新鮮でおいしく、野菜本来の味がする」と、ファンが次第に増えた。
 
 メンバーは最初60歳代を主とした10人前後だったが、農家が次々に加わり、5、6年後には20人以上になった。市道沿いには来店した多くの車が並んだ。対面販売をしながら声を聞くと、大阪府池田市や京都市などから来た人もいたという。
 
 ところが04年の台風23号では多くの農地が土砂で埋まり、深刻な被害を受けた。メンバーは高齢化とともに減り続け、3年前からは地元の農家を回り、後継者探しに乗り出したが、農業離れが深刻で、有志は一人も現れなかった。
 加藤代表は嘆く。「売れ行きが落ちているわけではなく、最近でも開店後15分から30分程度で完売する日がある。常連さんのためにも看板を守り続けたかった」
 
 それでも「多くのみなさんに愛され、メンバーが励まし合って運営し、生きがいづくりにつながった。駐車する車が道路にはみ出し、通行する自動車に迷惑をかけた日もあった。今は感謝の気持ちでいっぱいです」と話す。
 
 最後の28日は正月用品や野菜、花などを出す。19、26日も通常通り営業する。開店は午前8時。
 
 
写真=今年限りでなくなる市道沿いの中日曜朝市会場

    

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