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両丹日日新聞2010年9月 8日のニュース

独自の冷却装置で夏越し 福高三和分校が野菜など育苗

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 福知山市三和町千束の福知山高校三和分校(蘆田美代子副校長)は、農業科生50人が育てた野菜の苗を、13日から販売する。今夏は9月に入っても残暑が厳しい日々が続いており、ビニールハウス内の温度を、独自に開発した冷却装置で下げるなどし、乗り切っている。

 三和分校では、農業科生が実習授業の一環として、敷地内にある10棟のビニールハウスとガラスハウスを使って、花や野菜を育苗している。地域との交流の狙いもあり、毎年春、秋などに一般に販売し、収益は実習の資金に役立てている。
 
 今夏は、秋の販売に向けて、ハクサイ、キャベツ、メキャベツ、ブロッコリー、カリフラワー、リーフレタスなど10品種の野菜の種を7月下旬にまき、発芽した苗をポットに移植し、ハウス内で育ててきた。
 
 例年と違い、猛暑が続き、一番苦労したのがハウス内の温度管理。遮光シートでハウスを覆えば、温度は下がるが、日照時間が不足し、生長を妨げる。猛暑の日中は換気や天窓の開閉は逆効果で、生徒と職員が冷風機の原理を利用して開発した冷却装置が役立った。
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 冷却装置は、ハウスの一部に、竹の枝、金たわし、すだれなど表面積の大きい素材を付けた壁面を設け、それぞれの素材に水道水を循環させて流し、大きな送風機で空気を外部から送り込む仕組み。研究の段階だが、ハウス内の温度を平均2度程度下げることに成功した。
 
 このほかスプリンクラーを一部のハウスのそばに立てて屋根上に散水。夏休み中も生徒が交代で水やりに訪れたが、例年と違い、朝と昼の一日に2度まく日が多かった。
 
 苗の隅々まで光が行き届くように、ポットを定期的に移動させるなどの世話もし、病害虫の発生もなく、順調に育った。
 
 苗は全部で約1万2000本。土・日曜日、祝日と21日を除き、平日の午前9時から午後4時まで販売する予定だが、なくなり次第終わる。苗を持ち帰る入れ物は各自持参する。
 
 農業科職員は「作物にもよりますが、秋に販売する野菜苗の場合、ハウス内の温度が30度を超えると苗がひどく弱ってしまう。暑さとのせめぎ合いという感じの夏でした。冷却装置もまだ研究の段階ですが、水分が蒸発する時に熱を奪う気化熱を利用したもの。今後さらに完成度を高めたい」と話していた。
 
 
写真上=ビニールハウス内で野菜の苗の世話をする生徒たち
写真下=ハウスの壁面の一部に、さまざまな素材を使って冷却装置を作り、温度管理をしている

    

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