
福知山市は5日、水害や地震を想定した大がかりな地域防災訓練をした。音無瀬橋下流の河川敷を主会場に、市内各地域で訓練が行われ、防災関係機関や住民らが大規模災害に対する備えを身に付けた。
河川敷の訓練には市、国、府、消防署、消防団、警察、企業など28機関、1065人が参加し、救急車など車両105台が出動。台風の通過に伴う大雨と三峠断層を中心とした地震の発生で、市内で甚大な被害が発生した−との想定で実施した。
一般の人たちによる水防訓練では、内記一丁目自主防災組織が家屋浸水を防ぐため、ビニール袋に土を入れるなどして、簡易の土のうを作り、模擬家屋の周囲に積み上げた。
土砂災害で倒壊した建物からの救出訓練は、鉄筋コンクリートのビルが崩れた都市型の災害を想定。消防署、自衛隊、警察署員、医師らが土砂の取り除きや、がれきの間に小型カメラを入れて負傷者を捜索し、救出にあたった。
また地震による列車と乗用車の衝突事故を想定した訓練では、列車から担架でけがを負った人たちを救出。どの負傷者から治療、搬送するか優先順位を決めるトリアージも行われた。
5日も福知山市は猛暑日となり、厳しい暑さの中での訓練となったが、参加者たちは迅速に連携し、一丸となって取り組んだ。
救急訓練に臨んだ鴨戸伊岐夫・西小谷ケ丘自治会長(73)は「初めての体験だったが、災害が起きたらひとごとではないので、万が一の場合は訓練の経験を生かしたい」と話していた。
各地での自主防災訓練は、204自治会の約1万2500人が参加し、180カ所で避難や消火の訓練、炊き出しなどをした。
写真=倒壊した建物から負傷者を救出する訓練も行われた
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