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両丹日日新聞2010年9月 5日のニュース

丹波、備中、阿波の漆職人らが交流 夜久野で植栽地を視察

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 丹波、備中、阿波の漆かき職人たちが中心になって作る「西日本の漆を守る会」が、丹波漆の産地、福知山市夜久野町でこのほど2日間にわたり交流会を開いた。関東など東日本からの参加者もいて、計63人で漆の木の植栽地を視察するなど、振興へ向けての意見を交換した。

 参加したのは、漆かき職人と漆芸家、木工作家ら、漆にかかわる人たち。額田の市夜久野ふれあいプラザでの意見交換では、植栽を進めている岡山県の職人から「採取した漆を地元の作家に使ってもらうよう、広めているところだ」との報告があった。徳島県からは四国で最後の漆かき職人となっていた男性が、若い弟子ができ、指導を始めたことを紹介した。福知山の参加者たちは、丹波漆の歴史を説明したほか、地元で植栽への理解が広まってきている喜びを伝えた。
 
 このほか、丹波漆生産組合の岡本嘉明組合長の案内で、組合が植栽を進めている板生、小倉、日置の林地を回った。
 
 ボランティアの応援を受けながら毎年漆の木を増やしていて、文化庁から、国宝や重要文化財を後世に残していくための第一級資材供給地として「ふるさと文化財の森」に認定されているが、栽培は困難の連続でもある。
 
 植えた場所の水はけによって根腐れしてしまう木が出る一方、周囲の下草を刈り過ぎずに保湿を心がける必要がある。更に頭が痛いのが獣害。シカよけの網を張っていてもイノシシが侵入し、そのあとを通ってシカが入ってくる。こうした苦労を重ねての栽培だということが訪れた人たちに伝わり、木工作家たちは「自分たちが使っている漆が、どれほどの時間と労力を重ねて採取されているのかが分かった」などと話していた。
 
 岡本さんは「京仏具の若い人たちとも意気投合し、交流をしていくことになるなど収穫の多い集いになりました」と喜んでいる。
 
 
写真=板生の植栽地を視察する一行。獣害対策などの説明を受けた

    

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