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両丹日日新聞2010年9月 5日のニュース

山々に目立つナラ枯れ 福知山でも近年急激に拡大

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 シイタケのほだ木などに利用されるクヌギ、コナラ、ミズナラなどの木が集団で枯死する「ナラ枯れ」の被害が全国的に広まっている。福知山市内でも秋の紅葉を前にした緑の山々のなかに枯れて赤茶けたナラ、カシ類の広葉樹が目立つ。山に携わる人は「猛暑の影響か、今年は特にひどい」と口をそろえる。

■甲虫「カシナガ」が侵入、倒木による被害が心配に■
 
 原因は、6月下旬から8月に発生する在来種の甲虫「カシノナガキクイムシ」(カシナガ、体長約5ミリ)が木に穴を開けて大量に侵入。カシナガが媒介するナラ菌が繁殖し、水の通りが悪くなってしまい、枯れる。被害木の根元には、木くずなどがたまっている。
 
 枯死する時期は7月下旬から8月中旬までが多いという。
 
 府内では1990年代初めに大江山での発生を確認。福知山地方森林組合の職員は「一時はおさまったかに見えたが、ここ2、3年で急速に被害が広がった。地球の温暖化が原因という人もいる」と話す。
 
 もともと、クヌギやコナラなどは、まきや炭に利用されてきた。ところが、使用燃料が変化して使われなくなった。そういった木々は伐採されず、カシナガが好む大木に成長してしまう。
 
 府中丹広域振興局によると09年度の市内の被害は、実損面積4・9ヘクタールに及んでいる。
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 木を守る対策としては、カシナガが入らないようにビニールをまいたり、薬剤を注入したりする方法があるが、同振興局は「神社仏閣にある貴重な木など、単木的になら対策が取れるが、山全体となると手間と費用がかかり現実的ではない」という。
 
 同市岩崎の樹木医、小笠原巌さん(69)は「大木が枯れているため、遠くからでもよく分かる。被害を食い止めるのはなかなか難しい。カシナガが入り枯れると、割と早く倒れる。植物園の園長をしていたとき、三段池のボート乗り場の近くのクヌギが枯れ、倒木の危険があったため伐採したこともあります」と話し、倒木による人的被害を心配している。
 
 
写真上=緑の木々のなかに赤茶けた被害木が目立つ
写真下=根元には木くずなどが大量に落ちている

    

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