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両丹日日新聞2010年8月24日のニュース

終戦間際の行政命令「建物疎開」示す調査票残る 

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 福知山市下新町、横川省三さん(81)方の土蔵に、戦時中の建物疎開を示す紙「疎開調査票」が張り付けられている。建物疎開は、敵の攻撃を受けた時に延焼を防ぐことを目的に住宅などを壊すため、疎開を強制的に進める行政命令。横川さん宅は間一髪で建物の取り壊しを免れたことから、今でもこの調査票が残っている。

 福知山市内で建物疎開が告示されたのは、昭和20年(1945)7月27日。対象となったのは、当時の、下新町の三ツ丸百貨店(現福知山ポッポランド)周辺▽内記の市役所周辺▽福知山駅周辺▽岡ノ下の福知山重工工場周辺▽内記の警察署周辺▽呉服町の郵便局周辺の6カ所で、疎開家屋は計139戸に及んだ。
 
 横川さん宅は土蔵のほか、家屋にも調査票が張り付けられ、市内長尾の民家の離れに疎開した。横川さんは舞鶴市内の海軍工廠へ学徒動員で赴いていて、父母と妹2人が長尾で生活した。
 
 建物疎開の対象となった民家などは、8月15日前後に取り壊される予定で、駅前の一部の民家は瓦が撤去されたが、15日に終戦となり、取り壊しなどの事業の中止命令が出て、ほとんどの家屋が壊されずに済んだという。
 
 横川さんと家族らは10月初めに自宅に戻った。横川さんは当時を振り返り「家が残ってほっとしました。終戦が遅れていたら壊されるところでした」。残っている疎開調査票は1枚だけで、「戦争の記憶が風化する中で、当時のことを忘れないように、いつまでもこのままにしておきたい」と話している。
 
 
写真=土蔵の扉部分に張り付けられた「疎開調査票」

    

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