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両丹日日新聞2010年7月18日のニュース

協力者得て日本新記録 車いす砲丸投げで大槻さん

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 車いすを使う福知山障害者スポーツクラブGMWの大槻浩二さん(48)=福知山市広峯町=が、「第15回関東身体障害者陸上競技選手権大会」の砲丸投げに出場し、7メートル48の日本記録を樹立して優勝した。ボランティアで技術指導をする中学教諭と、身体的ケアの理学療法士の3人で勝ち取った栄冠。次は世界トップレベルの8メートル50をめざす。

 大槻さんは車いす駅伝や水泳などで活躍してきたが、昨年から投てき競技に挑戦。競技の指導者を探していたところ、市陸上競技協会強化普及部長の安見敬仁さん(45)=六人部中陸上部顧問=が快諾。体のマッサージなどの身体的なケアはGMWの活動で知り合った丹後中央病院の理学療法士、伊藤正幸さん(33)が担当することになった。
 
 使用する砲丸は健常者の一般女子が使用する約4キロ。腕が太く、握力は約70キロという大槻さんだが、最初のうちは5メートル程度の距離だった。ところが、安見さんから、「上半身のひねり」や「投げずに押し出すように」などといったアドバイスを受け、ぐんぐんと記録を伸ばし、関東選手権前には、すでに練習でこれまでの日本記録6メートル50を超えていた。
 
 日本記録を破ることを目的に挑んだ関東選手権では1投目で7メートル48をマークし、日本記録を塗り替えた。安見さんは「7メートルは超えると思っていた」と話し、「楽しんでされているので、まだまだ記録が伸びる」と期待している。
 
 練習では車いすに乗ったまま砲丸を投げていた。ところが、「車いすの投てき競技は固定装置を使用し実施する」との注意事項があり、試合で使う高さ75センチの投てき台を借りて練習。台は車やくいにひもを結びつけて動かないようにし、さらに台から落ちないように、太ももとすね、足先をバンドで固定する。
 
 足をバンドで巻くため、血の流れが止まらないように練習時間は短くするほか、投げるたびにバンドが緩むため3、4投ごとに結び直さなければならない苦労がつきまとった。
 
 大槻さんは「今夏開催予定のジャパンパラリンピック陸上競技大会の出場権は得ていたが、交通費は自己負担で、経済的な支援もないことから断念した。水泳は指導者が福知山にいないので我流でしていたが、今回は安見先生が手伝ってくれ、伊藤さんも協力してくれて助かっている」と感謝している。
 
 今後は来春の九州チャレンジ陸上競技選手権大会の出場をめざす。「それまではジムで上半身を鍛えたい」と、障害者が気軽に使用できるジムがないか探している。
 
 関東大会では円盤投げでも19メートル32をマークし、日本記録になった。
 
 
写真=日本記録を出した大槻さん(中央)と安見さん(右)、伊藤さん(左)。両サイドはGMWのメンバー(六人部コミセングラウンドで)

    

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