WEB両丹

きょうあったいい話、夕飯までに届けます。京都府福知山市の情報を満載した新聞社サイト

タブメニュー

購読お申込み 両丹日日新聞は全国にお届けできます。

トップページへ

ニュース

 

情報

コミュニティ


個人情報保護について

姉妹紙 TownTown


両丹日日新聞2010年5月28日のニュース

防災センター建設用地 かけ離れた簿価と市購入額

■市土地開発公社が過少操作の不適切処理■
 
 福知山市の仮称・総合防災センター建設予定地の土地購入を巡り問題が浮上している。土地の売り手は市土地開発公社で、市は簿価に基づいて買い取ることになっているが、実際の購入額が公表されている簿価とかけ離れていたことがわかった。同公社の不適切な処理で意図的に簿価が下げられていたとの見方が強く、二重帳簿の形になっている。

 公社は、公有地の拡大の推進に関する法律に基づいて1974年に設立された。市の全額出資による外郭団体で、市の事業用地の先行取得などが役割。地価が上がったバブル期には先行取得の意義は高かったが、今では財政難などで事業目的が決まらず、購入から数十年を超える「塩漬け」の土地も多く抱える。市との境界があやふやな側面を問題視する声もある。
 
 市では金融機関からの借り入れによる土地取得費と利息を合わせたものを「簿価」としており、市が対象の土地を買い戻すときに事務費として5%を加えて購入額を算出している。
 
 しかし、昨年度取得した総合防災センター用地約1万7800平方メートルの購入額(事務費除く)は約10億9800万円、簿価より約1・5倍高く、簿価に事務費を乗せた額とはまったく異なる。特に、このうちの約3300平方メートルの購入額については、約2億3500万円の簿価に対し約2・2倍の約5億2600万円と大きく離れている。
 
 市によると、公社が過去の土地売却収益を本来積むべき準備金(簿価と時価の差損などに使用)に全額をいれず、まだ売れていない土地の簿価減額にあてていたことが原因という。
 
 他の保有地でも簿価操作があるとして、同公社が全保有地の簿価の洗い出し作業を進めている。簿価総額は08年度決算で約81億円となっているが、実額は更に大きく膨らむ可能性が高い。
 
 市は「同公社の処理は不適切だった」と認めた上で「簿価総額は大きくなるが、市の買い戻し額は変わらない。経理上のバランスには影響はない」との見解を示す。簿価過少操作による利点については「わからない」としている。
 
 一方、防災センターの土地購入全体について問題があったとして、住民監査請求を市に提出した男性は「市民に対する背任行為だ。防災センターだけでなく、すべての正しい簿価をしっかりと市民に知らせるべきだ」と厳しく指摘している。

    

[PR]



株式会社両丹日日新聞社 〒620-0055 京都府福知山市篠尾新町1-99 TEL0773-22-2688 FAX0773-22-3232

著作権

このホームページに使用している記事、写真、図版はすべて株式会社両丹日日新聞社、もしくは情報提供者が著作権を有しています。
全部または一部を原文もしくは加工して利用される場合は、商用、非商用の別、また媒体を問わず、必ず事前に両丹日日新聞社へご連絡下さい。

購読申込 会社案内 携帯版 お問い合わせ