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両丹日日新聞2010年5月12日のニュース

衰退の一途の福知山の養蚕 映像で残すためDVD制作

0512yousan.jpg 福知山市はかつて養蚕農家が多くあり、「蚕都」として栄えたが、その後衰退し、現在市内で養蚕を営む農家は3軒。府内でもこれらの農家だけとなっているが、後継者不足で、このままだと消えていく運命にある。将来にわたり、養蚕の技術、文化を伝承しようと、市ふるさと文化再興実行委員会はこのほど、3軒の農家が行う養蚕の様子を記録したDVDを作った。

 福知山市を含む丹波地方には、少なくとも3世紀に絹が存在し、養蚕が行われていたとされる。奈良時代から平安時代初期にかけては蚕糸業の先進地として栄え、朝廷へ数多く絹織物を貢納していた。福知山、綾部では、蚕の食草・クワの木が育ちやすい由良川流域を中心に農家が増え、蚕都とまで言われるようになった。
 
 しかし戦後になると、化学繊維の出現や輸入生糸の増加、農家の高齢化、後継者不足などによって、担い手が激減。現在では衰退の一途をたどっている。
 
 これまで福知山などの養蚕についての資料は出ているが、養蚕農家に焦点を当てた映像での記録は極めて珍しい。
 
 DVDのタイトルは「福知山の養蚕−今に残る三軒の養蚕農家の記録」。福知山の養蚕の歴史や養蚕の手順を詳しく紹介する「蚕と桑と由良川と」(収録時間30分)と3軒の農家の作業などを記録した「伝承版」(79分46秒)の2編で構成する。
 
 農家は下天津の桐村さん夫婦▽川北の塩見さん夫婦▽大江町河守の野村さん夫婦で、DVDでは、それぞれの養蚕の様子が収録されている。
 
 作業は、クワの葉の刈り取りから始まり、孵化した蚕の飼育を始める「掃き立て」や蚕に桑を与える「給桑」、ふんなどの除去、繭を作る場所に蚕を移す「上蔟」などで、ナレーションや文字を入れて、分かりやすく解説している。
 
 それぞれの農家で作業の違いはあるが、どの農家も伝統の技術をしっかりと受け継ぎ、温度や湿度、換気に十分注意しながら、心を込め大切に飼育する様子が映し出されている。
 
 桐村さんは「うまく作業の様子をまとめてもらいよかった。養蚕をやりたいという人も現れ、そういう人たちのためにもDVDを活用してもらえればうれしい。子どもたちにも養蚕を少しでも知ってもらえれば」と話している。
 
 DVDのほか、福知山の養蚕を、写真やイラストで解説したリーフレットも作った。DVDは100枚作り、市内の小中学校、高校、教育関係機関に配布。一般の人用に、市立図書館中央館、三和・夜久野・大江各分館、市生涯学習課(市役所6階)で貸し出す。リーフレットは同課で無料配布する。

 
写真=3軒の養蚕農家の作業などを記録したDVD
 
 

    

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