WEB両丹

きょうあったいい話、夕飯までに届けます。京都府福知山市の情報を満載した新聞社サイト

タブメニュー

購読お申込み 両丹日日新聞は全国にお届けできます。

トップページへ

ニュース

 

情報

コミュニティ


個人情報保護について

姉妹紙 TownTown


両丹日日新聞2010年4月20日のニュース

途絶えた福知山音頭の太棹三味線と鼓演奏指導者を育成

0420futozaotudumi.jpg 「ドッコイセ」の愛称で知られる福知山市指定の無形民俗文化財、福知山音頭と踊りの普及に努める福知山踊振興会は、かつて地方(じかた)で演奏されていた太棹の三味線と鼓の指導者育成を図っている。現在4人の会員が練習しており、今夏の「ドッコイセフェスティバル」で披露する。

 福知山音頭と踊りは400年以上前の天正年間に始まったとされる。地方演奏は明治時代後期の資料によると、三味線、尺八、太鼓のほか、太棹、鼓なども入っていた。振興会でも約20年前まで太棹、鼓ともに演奏者がいたが、後継ができずに途絶えていた。
 
 太棹の練習は三味線経験のある男女会員3人、鼓は女性会員が受け持っている。
 
 浄瑠璃などに使われる太棹は、通常の三味線よりも重く、低音が出るのが特徴。福知山音頭の太棹用の楽譜が残っていないため、演奏していた当時のテープを聞き、楽譜にして練習している。演奏者の一人、大久保幸子さん(70)は三味線歴30年以上。「ばちが重くて大変ですが、弾き応えがあり、太棹の魅力にとりつかれています。うまくなって多くの人たちに教えたい」と言う。
 
 鼓は能楽などで使われる打楽器で、張りのある響きを出す。太棹同様に、鼓の楽譜も残っておらず、テープやベテラン会員たちの聞き覚えを参考に練習。演奏者の土田泰子さん(65)は5年前に振興会に入り、三味線や唄を習ってきた。鼓は自宅にプラスチック製のものがあり、親しんできたが、3年前からは大阪の教室に通い、本物の鼓を購入し、本格的に技術を学んでいる。「音を出すのは難しいですが、好きで始めたので楽しい。これからも昔の音を追求していきたい」と意気込んでいる。
 
 合同練習は月2回程度、通常の三味線や唄、太鼓なども入れて行っている。当面はドッコイセフェスティバルで初披露することにしているが、来年の第26回国民文化祭・京都2011の福知山市での開催行事「盆踊りフェスティバル」でも披露することにしている。
 
 また、行事のためだけでなく、他の会員にも技を伝え、さらに一般の人たちに教えていきたいと考えている。踊振興会の田村卓巳会長は「太棹と鼓が加わることで、乗りが良く、音に厚みが生まれる。聴き応えのある音頭として、再評価してもらうよう、音を確立していきたい」と話している。
 
 
写真=太棹と鼓の練習に励む会員たち

    

[PR]



株式会社両丹日日新聞社 〒620-0055 京都府福知山市篠尾新町1-99 TEL0773-22-2688 FAX0773-22-3232

著作権

このホームページに使用している記事、写真、図版はすべて株式会社両丹日日新聞社、もしくは情報提供者が著作権を有しています。
全部または一部を原文もしくは加工して利用される場合は、商用、非商用の別、また媒体を問わず、必ず事前に両丹日日新聞社へご連絡下さい。

購読申込 会社案内 携帯版 お問い合わせ