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両丹日日新聞2010年4月17日のニュース

ふるさとの史跡、地域で次々整備-中六人部で公民館活動を機に

三面大黒天の説明を聴く参加者たち 福知山市の中六人部地区で、ふるさとの史跡整備が次々と行われている。公民館がふるさと探検隊「ソフトウオーク」を催すようになってから、訪ねる先で地元の人たちが草刈りなどをするようになり、新たに桜を植樹した場所もある。17日には第6回探検が行われ、中六人部小学校歌に歌われる庵戸山などを歩いた。

 探検隊活動が始まったのは一昨年5月。親思いの若者の話が伝わる文吉岩などを巡り、初年に3回、昨年も2回実施した。昨春の第4回探検では大内集落と田野集落を結んでいた袴越峠を歩くことになり、両集落の人たちが協力して道の整備をした。
 
 竹などがびっしりと生えて人が通れない状態になっていたため、竹や雑草を刈り払って歩けるようにした。かつてはこの道を通って人びとが盛んに行き来をしていたことが分かり、作業に出た人たちは一層励んで整備をしたという。
 
 一度整備した道も、そのままにしていたのでは、また藪に埋もれてしまうため、つい最近、再び整備を行い、峠道に80本ほどの桜を植樹した。作業に携わった西躰毅さんは「桜を増やし毎年花の時期になれば、ここに峠道があったことが分かるようにしたい」と話す。
 
 6回目を迎えた今回の探検隊も、開催を前に地域の人たちが史跡周囲を整備した。
 
 訪れたのは下地の中六人部小学校裏手にある小高い山に鎮座する妙見堂と、竹田川を挟んで中六小の向かいにある庵戸山。妙見堂は明治11年(1875)の建立で、北斗星を向いて社が建ち、以前は土俵があって奉納相撲が行われたことなどが紹介された。
 
 庵戸山には三面大黒天、岩屋権現、庵跡がある。
 
 三面大黒天は戦前に祭られた石仏で、像の左面は宮、中央は大内、右面は田野を向いていて、中六地区全体を見守っているとされている。岩屋権現は周囲に古墳があり、いまも当番の人が12月に「お日待ち」の習わしで登っている。この先にある庵跡は、出向く人がなく道が消えた状態になっていたが、今回の探検に先立ち、地元の人たちが手入れに励んだ。
 
 庵は江戸時代を代表するお家騒動、仙石騒動ゆかりの史跡で、庵戸山の名前のもとにもなっている。天保年間(1830−44年)に出石藩で起きた跡目争いの首謀者、城代家老・仙石左京久寿の縁者、仙石左衛久富と妻(福知山藩主・朽木綱充の娘)が、隠遁生活を送ったとされている。
 
 今回の探検には25人が参加。島田にUターンしてきた今川さんは「こうした機会に古里のことを学べるのはうれしい」と、笑顔で山を登り、ほかの参加者たちも石仏を見回したり、手を合わせたりしながら順にコースをたどっていた。公民館長で案内役を務めた山内さんは「庵跡にも桜を植えて、みんなで憩える場所にしたい」と夢を膨らませていた。
 
 
写真=庵戸山の中腹に、中六人部を見守るようにして鎮座する三面大黒天の説明を聴く参加者たち
 
 

    

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