WEB両丹

きょうあったいい話、夕飯までに届けます。京都府福知山市の情報を満載した新聞社サイト

タブメニュー

購読お申込み 両丹日日新聞は全国にお届けできます。

トップページへ

ニュース

 

情報

コミュニティ


個人情報保護について

姉妹紙 TownTown


両丹日日新聞2010年4月13日のニュース

市町合併から5年 公民館減少かと住民に不安

0413ooe.jpg 福知山市大江町には現在7つの地域公民館がある。旧市との合併(06年1月)前から各地域のコミュニティーとして、住民のよりどころとなってきたが、合併の際に、合併後5年をめどに「地域公民館(コミセン)は原則中学校区単位、地区公民館は小学校区等単位とする」とした協定が結ばれた。5年が経過しようとするなか、住民たちは、このままだと地域の拠点が減ってしまうのではないかと不安を抱いている。

 旧大江町は1951年に1町5村が合併し誕生。住民自治の中心だった村役場がなくなることから、その代替の意味も含めて各地域公民館が出来ていった経緯がある。現在町内には河守、河西、河東、有路上、有路下、物成、俊明の7公民館があり、合併後には、旧市域での地域公民館にあたる大江地域公民館ができた。
 
 旧来の公民館では、各集落の区長、民生委員、消防団、婦人会、老人会、子ども会などが知恵と力を出し合い、文化、スポーツ、伝統の継承、コミュニケーション活動などを繰り広げてきた。また、社会教育的な行事だけでなく、農業や防災に関する相談なども行われ、住民生活を支える拠点として、なくてはならない存在になっている。
 
 協定による基準を当てはめると、町内では中学校区単位として大江地域公民館、美河、美鈴、有仁の3小学校区に地区公民館を1館ずつ設けることになる。例えば有仁小学校区には現在、有路上、有路下の両公民館があるが、協定が履行された場合は1公民館に集約されることになる。
 
 大槻博路・前有路下地区代表自治会長(60)は「農協合併など、これまでの歴史を見ると、有路下公民館が有路上公民館に統合される可能性が高い」と危機感を募らせる。
 
 有路下公民館では、運動会や敬老会、盆踊りなどを主催し、施設を会場として使い、住民が集う場となっているほか、災害時の避難・救援などの活動拠点施設としても活用している。大槻前代表自治会長は「公民館が統合されれば、行事などに参加する人が減り、住民同士の連携も崩れ、過疎化が一層進み、地域の崩壊にもつながりかねない。何としても残してもらい、更に支援をしてほしい」と願う。
 
 3月には大江地内公民館連絡協議会の役員ら5人が、公民館を管轄する市教委を訪れ、荒木徳尚教育長に、これまで通り7公民館の維持を求める要望書を渡した。
 
 協定では、地区公民館については小学校区等単位とするとあるが、「ただし経過措置として、地域公民館にあっては、現行のまま新市に引き継ぎ、新市移行後5年をめどに、各市町のこれまでの取り組みを尊重しつつ、公平性にも配慮した制度に移行する」としている。
 
 荒木教育長は「具体的なことはまだ決まっていないが、協定内容を基本として、大江での実情も踏まえながら、地域の人たちと協議を続けていきたい」という。
 
 このほど、大江の7公民館、6地域自治会長会が共同で、7公民館の維持、発展を訴える広報紙を町内全戸に配った。住民に同じ情報を共有してもらうため、今後も配布する予定で、市長へも要望していくことを考えている。
 
 公民館連協の前代表、奥平晃己さん(69)は「各公民館が住民自治を柱に活動してきた実績、成り立ちなどを考えると、絶対に残していかなければならない。住民がスクラムを組んで、粘り強く、維持を訴えたい」と話している。
 
 
写真=7公民館の維持、発展を訴える広報紙

    

[PR]



株式会社両丹日日新聞社 〒620-0055 京都府福知山市篠尾新町1-99 TEL0773-22-2688 FAX0773-22-3232

著作権

このホームページに使用している記事、写真、図版はすべて株式会社両丹日日新聞社、もしくは情報提供者が著作権を有しています。
全部または一部を原文もしくは加工して利用される場合は、商用、非商用の別、また媒体を問わず、必ず事前に両丹日日新聞社へご連絡下さい。

購読申込 会社案内 携帯版 お問い合わせ