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両丹日日新聞2010年4月 6日のニュース

ドクターヘリ:3府県共同で17日から運航 日本海側で初

0406drheri.jpg 京都、兵庫、鳥取3府県が共同で取り組むドクターヘリが、17日に運航開始する。これを前に、運航エリア内の各消防本部との合同訓練が、5日から府内で始まった。重症傷病者の近くまで飛んでいき、現地で治療行為を開始して病院まで短時間に搬送できるドクターヘリ。「空飛ぶ病院」の登場で、北部に、新しい救急医療の時代が始まろうとしている。

 全国17都道府県の21カ所で運航されているが、日本海側ではこれが初めて。3つの府県共同で取り組むのも初めてのこと。
 
 3府県の中央、兵庫県豊岡市の公立豊岡病院に設けられる救命救急センターを基地病院とし、原則として半径50キロ、状況により100キロ以内に出動する。府内だと50キロ圏は丹後半島をすっぽりカバーし、内陸側では福知山市のほとんど、綾部市の一部まで。100キロとなると南丹市までカバーする。
 
■救急専門医と看護師が搭乗、現場で医療行為■
 
 ヘリには操縦士と整備士のほか、救急専門医と看護師が乗り込み、救急医療に必要な機材を積む。
 
 消防署や病院から遠い地域の傷病者の元へ早く駆けつけ、早く病院へ搬送できるだけでなく、医師が乗り込むことで、到着した時から医療行為を始めることができる。
 
 人口が密集している都市部では救急病院までが近いなど、早く医師に診てもらえて命が救われやすい環境にあるが、病院まで時間がかかる地方部では「救えるはずの命」が救えないこともあった。それを都市部と同じように、「救える命に」というのがドクターヘリ運航の目的。
 
■福知山まで50キロ、15分■
 
 豊岡病院から福知山までヘリで約15分。福知山消防署へ119番通報が入り、ドクターヘリが必要な案件だと判断された段階で豊岡へ連絡が入り、ヘリが飛び立つ。消防署の救急車が患者の元へ急行。詳しい状態をヘリに伝えつつ、ヘリが着陸できる場所まで患者を搬送し、ヘリと合流する。
 
 救急隊が現地へ駆けつけ患者の容体をみてからヘリ要請をしたのでは遅い。救急車が到着したころには上空にヘリがいるぐらいが理想。飛んでから、ドクターヘリが必要なほどのケースで無かったことが分かって引き返してもかまわないから、ためらわず出動要請を−と言ってもらっていますと、福知山消防署は話す。
 
 合流後はヘリの医師が救急車内で患者に治療を始め、容体が少し落ち着いたらヘリに乗せて病院へ搬送する。豊岡のほか、ヘリポートを持つ福知山市民病院、府立与謝の海病院、公立南丹病院へ搬送される場合もある。
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 この体制を敷くため、豊岡病院の救命救急センターには9人の医師が携わる。
 
 出動を要請する側でも準備を整えている。ヘリが着陸して救急車と合流する「ランデブーポイント」が、府内には173カ所設定された。うち中丹地方は学校など公共施設63カ所。機長判断によって、ランデブーポイント以外に着陸する場合もあるため、市消防本部は他の小中学校へも依頼をすることにしている。
 
 ヘリが離着陸する際には大きな音もするし、強い風も起きる。着陸前には消防署が現地の安全を確保し、拡声器で周囲に知らせることになっているが「公共施設以外に着陸する場合もありますし、近隣には砂ぼこりが舞うなどご迷惑をおかけすることになります。いずれも人の命にかかわるケース。ご理解とご協力を」と求めている。
 
■地上の救急体制の重要性は変わらず■
 
 救えるはずの命を救うドクターヘリ。心強いことだが、残念ながら万能というわけではない。有視界飛行のため、飛べるのは日中のみ。夜間は豊岡市の但馬空港に駐機し、空港が開く午前8時30分になってから豊岡病院でスタンバイすることから、運航は「午前8時30分から日没30分前まで」。霧など悪天候でも飛べない。地上の救急体制整備は、今後も充実が欠かせない。
 
 ドクターヘリによる搬送料金は無料。医療行為に関しては、初診料、往診料、処置費など医療保険の範囲内で医療費がいる。
 
 
写真=府内で合同の訓練が始まった(5日、綾部市内で)

    

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