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両丹日日新聞2010年4月 3日のニュース

戦時中に供出の釣り鐘、67年ぶりに鋳造 モリアオガエルの大興寺

0403daikouji.jpg 福知山市正明寺の臨済宗、大興寺(有賀祖道住職)で、第二次世界大戦中に軍事供出されたままだった釣り鐘が、67年ぶりに新しく鋳造された。4日午前10時から開く落慶法要で、つき初めをする。

 寺の記録などによると、境内の鐘楼は大正元年(1912)に新築され、釣り鐘は戦時中で物資が不足していた昭和17年(1942)11月に供出された。福知山駅に仏具とともに荷車を使って運ばれ、岡山県宇野港の精錬所に送られた。
 
 釣り鐘は供出時の写真から推定すると100貫(375キロ)ほどで、同時に仏具や鉄火鉢など53貫も供出したと記されている。
 
 有賀住職は先代住職の妻から、敗戦後、供出した釣り鐘が工場に残されていることを知ったが、金属成分を調べるために一部に穴が開けられて使えず、引き取る手段もなかったことを聞かされていたといい、「供出した釣り鐘は銅とスズの合金のため、弾丸など軍事に使われなかったのでしょう」と見ている。
 
 再鋳造を考えていた一昨年、檀家から大口寄付があり、京都市の梵鐘の製造業者に依頼し、供出されたものより一回り大きい120貫のものを新調した。
 
 檀家の人らの寄付で、場所を移して山門も新築しており、落慶法要を併せて行う。稚児行列もある。
 
 モリアオガエルが産卵する寺として親しまれ、季節になると見学に訪れる小学生たちが多く、有賀住職は「子どもたちから、釣り鐘がない理由をよく聞かれ、供出について説明していました。檀家でも26人の方が戦死されており、二度と戦争が起こらぬように願ってつきたい」と話している。
 
 
写真=新しく鋳造された釣り鐘の試しづきをする業者

    

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