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両丹日日新聞2010年3月30日のニュース

明治元年、新政府「五榜の掲示」の高札見つかる 岡野酒造で

0330kousatu.jpg 福知山市野花、岡野酒造場(岡野俊之店主)の土蔵からこのほど、明治期の高札が見つかった。明治維新後に政府が出した「五榜の掲示」という太政官高札で、民衆に対しての禁令が板に墨書されている。

 五榜の掲示は1868年(慶応4年・明治元年)、新政府が民衆に対する禁止令として発したもの。第1札から第5札まであり、五倫のすすめやキリスト教の禁止、徒党・強訴・逃散などを禁じた。
 
 土蔵で発見されたのは、殺人・盗賊の禁止や人間関係を規律する孝行、忠誠、男女の役割、上下の秩序、信義の五倫を守るように記した第1札と、キリスト教の禁止などを書いた第3札。大きさはともに横58センチ、縦35センチで、表には禁止事項の内容と「慶応四年」「豊岡懸(県)」などの文字、裏には「天田郡野花村」と書かれていた。
 
 岡野酒造は江戸末期の1866年(慶応2年)創業。府道の築造工事のため、移転改築工事をすることが決まり、解体した酒蔵の跡地に築約150年の土蔵を「曳き家」で移動することになった。母屋も手壊しして、再建する。
 
 土蔵を片付けていた際、工事を請け負う会社の一つ、岸下建設(立原)の吉井幸男代表取締役社長(56)が、材木に紛れ込んでいた板を発見。「慶応四年」「太政官」の文字が見えたことから、五傍の掲示の高札ということに気づき、保管しておいた。
 
 岡野店主(61)は「子どものころは、それなりに古い家に生まれたという自覚はあり、いろいろなものがあることは聞いていましたが、これを見るのは初めてです」と感慨深く話す。
 
 市教育委員会によると、市内では数点確認されているという。
 
 土蔵からはこれとは別に、火付けや盗賊などを見つけた場合、捕まえて役所へ差し出すことなどを記した「火付高札」も出てきた。
 
 
写真=第1札、第3札を持つ岡野店主(左)、岸下社長

    

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