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両丹日日新聞2010年2月24日のニュース

新年度予算:既存事業見直し、人気イベントの経費も廃止

0224minisl.jpg 福知山市は2010年度一般会計当初予算案で、既存38事業の見直しに踏み込んだ。中にはミニSLフェスタ事業の予算廃止がある。多くの人でにぎわい「鉄道のまち福知山」を全国にアピールしてきたイベントだが、将来を見据えた財政健全化の観点からは、行政主導の面が強い今まで通りの継続は難しいと、市は決断を下した。

 「イベントも含めて経過10年を超える事業を見直すように」。
 
 一般会計の予算編成にあたり、松山正治市長の通達が各課に届いた。背景には、旧福天1市3町の市町合併による地方交付税の優遇措置が、激変緩和を経て11年後(2021年度)に完全になくなったとき、市財政が身動きできない状態に陥ることへの危機感がある。
 
 市の歳入は、大きく分けて、自由裁量の一般財源と使途が決まっている特定財源があり、一般財源は市税と地方交付税とでほとんどを占める。
 
 新年度当初予算案では不況の影響による市税の減少分を地方交付税の増額で穴埋めできる構図になっているが、合併特例の優遇措置がなくなる今後は楽観できない。11年後は今年度ベースで地方交付税が17億円減る計算になる。
 
 市は人件費など行政内部経費の削減だけにとどまらず、既存事業の見直しにも新年度から本格的に着手する。
 
 福知山は鉄道とともに発展し、国鉄時代には鉄道管理局や山陰線で最大級の福知山機関区が置かれた。「鉄道のまち」を前面に押し出して中心市街地活性化を目的に始まった同フェスタは、市、商工会議所、鉄道会社、中心市街地の商店会組合や鉄道関係の民間団体などで作る実行委員会が主催。昨年秋の開催で10年の節目を迎えた。
 
 広小路通りを舞台に、全国から愛好家たちが所有するミニSLを持ち寄って集まり、来場者対象の乗車会は2日間の定員4000人がすぐ埋まり、多くの親子連れが列を作る。商店街のフリーマーケットなど協賛イベントもある。
 
 イベント規模は回を重ねて大きくなり、来場者は2万人を大きく超える。昨年秋は過去最多のミニSL119台が集結した。
 
 実行委員会構成団体の協力、愛好者たちのボランティアに近い形での参加があって開催されてきた一方で、膨大な準備を市が担っていた。事業予算廃止により、ミニSLフェスタ開催への交付金510万円を取りやめることになるが、市財務部幹部は「行政主導で準備に1カ月以上かかるなど、市職員の人件費や他の業務への影響を考えると、交付金だけでは見えない部分が大きい」と厳しい目を向ける。
 
 「ネームバリューがあり、楽しみにしていただいていることは十分承知している。事業の役割を終えたとも思っていない」と、葛藤を抱える実行委員会事務局の市商工振興課。「市全体で財政健全化に取り組んでいる中で、それがすべてではないにしても、将来にわたって今のままミニSLフェスタを続けることができるのか、といわれるとどうなのか。見直す時期には来ている」と話す。
 
 市の事業としてはいったん白紙になるが、同課は「どうすれば持続可能なものにできるのか、それともできなくなるのか、実行委員会でじっくり考えたい」。
 
 レールや引き込み装置などの器材は保管している。
 
 ミニSLフェスタのほか、夏に人気アーティストを迎えて無料野外ライブなどをする「ボンチフェスタ」の事業予算も新年度予算案から消えている。
 
 
写真=多くの人に親しまれたミニSLフェスタの事業予算が廃止。イベント継続か、終了かは現時点で白紙

    

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