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両丹日日新聞2010年2月11日のニュース

夜久野の川床から化石林 1万9千年前と推定

0210kasekirin.jpg 福知山市夜久野町の小河川右岸で、真っ黒な植物遺体層からなる化石林が見つかり、話題を集めている。昨年8月上旬の豪雨で川岸の農道が崩れ、川床の泥岩が大きく削り取られたため、その姿を現した。地質関係者は、約1万9000年前の最終氷期のものと推定している。規模の大きな化石林が見られるのは、近畿北部では珍しいという。

 化石林とは、根が張った状態で木が埋没して化石化したものをいう。
 
 府内の大学、高校の地学関係者らで組織する「田倉山団体研究グループ」が1982年、今回確認された現場から20−30メートル離れたところで、今回より小規模な化石林を見つけている。地元の農地整備の際に偶然確認された。
 
 そのとき、一部を採取し、学習院大学に年代測定を依頼したところ、本州が北海道並みの気候だった最終氷期のものと推定された。
 
 今回姿を見せたのは、前回より河川側の農道付近。昨年8月上旬の豪雨で農道が寸断され、さらに川床が削り取られた付近に化石林が現れた。長さ約20メートル、最大幅約5メートルの範囲で植物遺体層が露出。直径1・5メートルほどの大木の幹の化石も数本立ったままの状態で残っている。
 
 理学博士で福知山高校の非常勤講師を務めている小滝篤夫さんは、以前、田倉山団研に所属していて化石林を確認しており、今回も2度にわたって現地を訪れた。
 
 「以前見つけた場所に近く、付近一帯に化石林が広がっている可能性がある。直立した木の幹が見られ、当時は川のルートが違っていたのだろう。近畿北部の氷期が分かる貴重な場所。加入している北京都地学研究会で近く一部を採取し、大学など専門機関に当時の生物の生息状況や樹種の特定などを依頼したい」という。
 
 夜久野地域公民館長、足立正夫さんは「夜久野は府内唯一の火山の田倉山(宝山)があり、2億年以上前のアンモナイトが多数確認されている化石の町。現場を見て、町史編さん時にお世話になった小滝先生に連絡しました。一部を採取して学術的資料として保存できないか−との声も出ています」と話している。
 
 
写真=化石林を含む黒い植物遺体層(上)と現地でみられる木の化石

    

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