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両丹日日新聞2010年1月31日のニュース

サケの赤ちゃんすくすく 由良川で採卵、里親たちが飼育

0127sake.jpg 由良川に帰ってきたサケの子どもたちが、地元の市民宅で順調に育っている。市民グループや小学校、個人などが里親となって卵を受け取り、ふ化させて仔魚(しぎょ)にし、いま4センチほどの稚魚に成長している。それぞれ愛情いっぱいに世話をされていて、3月の放流を待つ。
 

 福知山市野花のヘアーサロン・カワハラでは河原良史さん(68)、八重子さん(65)夫妻が店内に置いた水槽で2シーズン目の飼育に励んでいる。
 
 店舗の裏を流れる由良川水系牧川は、毎年秋になるとサケが戻ってきて産卵をするとあって、元々サケを増やす取り組みに関心があったところへ里親の声がかかり、昨季初めて飼育活動に参加。今季も卵50粒を引き受けた。
 
 飼育しているのは、以前飼っていたグッピーの水槽。人工授精させた卵を昨年12月3日に受け取り、10日目にふ化が始まった。50粒すべてが無事に仔魚になった。卵から仔魚までの間は光を嫌うため、水槽は黒い布をかぶせての飼育。夜になってから、そっと布をめくっての観察が続く。やがてお腹についた袋・さいのうが取れて稚魚になった段階で、布を外しての飼育が始まる。
 
 えさを与えるのも、この時から。「早くえさをやりたいという気持ちを、ぐっと我慢しながら待つんです」と河原さん夫妻。かわいくて仕方がないと、笑顔で水槽を見つめる。視線の先では4センチから4・5センチほどに育った稚魚たちが、銀色の体を元気に動かす。
 
 お客さんたちから「メダカですか?」と問われることが多く、「いいえ、サケなんですよ」と会話が弾む。
 
 愛情を注いで育てたサケも、春を迎えると放流してやる約束。「こんな小さな体では、すぐに食べられてしまうんじゃないだろうか。無事に海までたどりつけるんだろうかと、心配で」と八重子さん。前回の飼育時は「一匹ぐらい手元に残したい」と思ったほどだという。「今度もまた寂しく思うでしょうが、今は一生懸命世話してやります」
 
■NPO、小学校も飼育 3月上旬に放流予定■
 
 サケの飼育は、由良川サケ環境保全実行委員会が府知事の特別許可を得て、由良川水系でサケを採捕し、牧川養殖漁業生産組合(衣川務組合長)で人工授精させている。
 
 今季はNPO由良川流域ネットワークの会員たちや上川口小学校、同生産組合などが計1万5962粒を飼育。新潟県から取り寄せた卵も別に1万5588粒飼育されていて、3月上旬に放流される予定。
 
 
写真=銀色の体を元気に動かす稚魚を見守る河原さん

    

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