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両丹日日新聞2010年1月29日のニュース

消えずにあった60年前の名前 桃映中1回生、卒業記念の鏡と対面

0129touei01.jpg 福知山市北小谷ケ丘の桃映中学校を昭和25年(1950)に卒業した第1回生たちが28日、母校の体育館で60年ぶりに卒業記念品の鏡と対面した。鏡の裏には一人ひとり名前やメッセージを書き込んでいて、当時の筆が鮮やかに残っていた。
 

 今年で60年になるのを記念し、卒業式と同じ3月18日に市内で同窓会を開くことにした。実行委員会(塩見敏治会長)で相談を進めるうち、卒業記念の鏡が、いまも母校に残っていることが話題に上り、名前を寄せ書きしたことが懐かしく語り合われた。「あの名前は今も残っているのだろうか」。どうしても確認したくなり、母校(西山直樹校長)の許可を得て、28日に取り外し作業が行われた。
 
 1回生たちは昭和22年、現在の昭和小学校がある北本町一区の北中学校に入学。2年生の時は現在の陸上自衛隊福知山駐屯地内や南陵中学校などの校舎に通い、3年生で桃映中に合流した。体育館の完成は卒業式ぎりぎりで「かんなくずの中で式が行われた」という。
 
 その出来たばかりの体育館に取り付けられたのが、卒業記念の鏡。高さ155センチ、幅120センチ、厚さ8・5センチの大きな物で、館内南側(ステージと反対側)の壁の上部に設置された。
 
 昭和54年に新しい体育館が建ってからも、2階部分の卓球場に取り付けられ、生徒たちが素振りのフォーム確認などに使ってきた。
 
 大きく重たい鏡とあって実行委の手には負えず、後輩で16回生の塩見工務店経営、塩見満博さんに協力してもらい、足場を組んで3人がかりで慎重に取り外した。
 
0129touei02.jpg
 
 床に下ろされた鏡はほこりが厚く覆っていたが、掃除機で吸い取り、乾いたタオルで拭き取ると、下から墨痕鮮やかな署名がずらりと現れた。
 
 最上段には当時の土家良夫校長ら教職員の名前。続いて生徒たちが各自、筆で名前を書き連ねている。「あの組はくだけたクラスだった」という組では、名前の下に「えんま」「黒ちゃん」「モンキー」などとニックネームが添えられていた。「再建日本」「一つの平和は十の勝利より良い」「川上哲治ファン艱難汝を玉とす」といった、時代の空気を映す言葉や、先生に親しみを込めてあだ名で呼び「なつかしの河童さらばカッパ 又合ふ日まで元気で」と記したメッセージもあった。
 
 作業には塩見会長、事務局の荒川直樹さんら5人が立ち会い、懐かしい名前を見つけ出しては当時の思い出をたどり、「60年もたつと、名前を書いたことすら覚えていない人が出てきていますが、よくぞ鏡を残してきてもらえたものです」と喜んでいた。
 
 鏡は写真に撮り、同窓会の場で披露することにしている。
 
 
写真上=足場を組んで慎重にに取り外される鏡
写真下=ほこりをふき取ると卒業生らの名前が鮮やかに残っていた

    

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