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両丹日日新聞2010年1月27日のニュース

かじかむ手で「寒漉き」 大江の丹後和紙

0127kansuki.jpg 「ざぶ、ざぶ、ざぶ」。漉きぶね(水槽)の中が波打ち、冷え切った作業場に、すげたを動かす音が響く。福知山市大江町で手漉き和紙作りを続ける田中製紙工業所で、この時期ならではの「寒漉き」が行われている。厳冬期に作られる和紙は、雑菌が少ないため目が細かく良質で、需要が多い。
 

 田中製紙工業所では、江戸時代から、伝統の丹後和紙を作っている。紙漉きは年中しているが、1月から2月にかけては原料作りと重なり、一年で最も忙しい時期となる。
 
 今は5代目の田中敏弘さん(48)が中心となって作業。コウゾの繊維を溶かした液に、花オクラとも呼ばれるトロロアオイの粘液が入った漉きぶねの中で、すだれを乗せた道具・すげたを使って漉いていく。
 
 紙の厚さが均等になるよう、すげたを上下、左右にリズミカルに動かす。漉いた紙は「紙床」に乗せ、200−300枚ほど重ねたあと、ジャッキで圧力をかけて水を切り、1枚ずつ天日干しをして仕上げる。
 
 寒漉きでできた和紙は変色しにくく、絵画や軸物などの文化財の修復に使われることが多い。京都御所の修復用にと注文もきている。
 
 田中さんは「今冬は寒い日が続いているので、紙を作るのも、漉くのにも条件がいいですね」。かじかむ手を時折湯で温めながら作業を手際よく進める。
 
 
写真=すげたをリズミカルに動かし、均等の厚さの和紙に仕上げていく

    

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