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両丹日日新聞2010年1月25日のニュース

新町の空き店舗で小さなオルガン作り教室

0125green.jpg 福知山市新町商店街の空き店舗を活用した自由空間「グリーンホーン」で23、24両日、地元の作家による体験教室と作品展「モノヅクリコレクション」があった。
 

 持ち運びができる小さなオルガンのポルタティフ作り教室には、市民ら5人が参加した。
 
 ポルタティフは、ふいごを動かして風を送り、鍵盤で演奏する。参加者は、楽しい曲を聴いたあと作業に入った。実物には、たくさんの木製パイプが並んでいるが、体験教室では好みの音階が出るパイプを1人1本、用意された板を組み立てて仕上げた。
 
 綾部市の大石明美さんは「とても素朴でかわいらしい音色が気に入り、参加しました」と話していた。
 
 会場には水彩画、プリザーブドフラワー、ランプなどが並び、来場者は楽しそうに見て回っていた。
 
 
写真=ポルタティフの木製パイプ作りをする参加者
 
 
【人物天気図】ポルタティフに歴史のロマンを見る
 
ポルタティフ作りの講師を務めたのは福知山市平野町の小泉匡さん(38)。
 
 中学校の音楽鑑賞で聴いたバッハをきっかけにバロック音楽が好きになり、高じてオルガンを造る会社に入った。「パイプオルガンは金属が多そうに見えますが、全体の8割は木。だから木工の腕を磨こうと」と、退社して府立福知山高等技術専門校で木工を学ぶことにした。
 
 高技専では道具の扱い、刃の研ぎ方など、それまで自己流でしていたことを一から教わった。「この一年は本当に勉強になりました。例えば、かんなをかけること。その本当の意味が分かったというか。真っすぐ平らにすることの大切さと難しさを知りました。おそらく一生かかって腕を磨くことになるでしょう」
 
 4月からは丹波市の県立丹波年輪の里で技術指導員として、来場者に教えながら、自身の創作活動をしていく。創作テーマは、いすやテーブル、小さな家具、そしてオルガン。特にオルガンの原型となったポルタティフを中心に手がけていこうとしている。
 
0125porutathifu.jpg

 ひざに乗せて左手でふいごを動かして風を送り、右手で鍵盤を弾き、木製パイプを鳴らす古楽器。手本が無く、最初の1台は古い宗教画に描かれた絵だけを頼りに試行錯誤を重ねて作った。
 
 「信長の時代に欧州から2台送ったという記録があります。禁教にならなければポルタティフも日本に広まり、蒔絵を施したり独自の発展をしていったことでしょう。そんな想像をしながら自分で『再現』してみたい」と歴史のロマンに夢を膨らませる。
 

    

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