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両丹日日新聞2009年12月23日のニュース

文化遺産のためにも丹波漆の振興欠かせず シンポで再確認

展示資料を示しながら建造物の漆塗りについて解説していく澤野さん 第4回丹波漆シンポジウムが、丹波漆の里、福知山市夜久野町で19日に開かれた。国宝や重要文化財の修復を手がけている社寺建造物美術協議会の澤野道玄会長の講演や、漆関連の展示があり、多くの人が訪れた。市やくの木と漆の館主催。
 

 市夜久野ふれあいプラザを会場に開き、澤野さんがホールで「国宝・重要文化財建造物の漆塗りについて」と題して基調講演。国内の建造物に漆が塗られるようになった古い例として、大分県宇佐市の宇佐八幡宮を紹介。全国約4万社とされる八幡宮の総本宮で、本殿(国宝)は8世紀に造営され、朱漆を36回塗り重ねてから透漆塗りがされていることを説明した。
 
 また、これまでに彩色を手がけてきた石清水八幡宮(京都市)、上野東照宮(東京都)、島田神社(福知山市)などの写真を投影しながら、修復過程などを話した。
 
 講演に引き続いて資料展示コーナーに移動。建造物の塗りに使う道具や、修復した建物のパネル写真など展示物を澤野さんが一点ずつ解説し、1998年から今年3月まで行われた東本願寺(京都市)御影堂の修復に、東本願寺の求めで丹波漆を使ったことを披露した。
 
 ただし「丹波漆は生産量が少ないため、他産地の漆も組み合わせた」と残念がった。
 
 丹波漆生産組合の岡本嘉明組合長は「昨年と一昨年に分け、漆の木15本分相当を提供しました」と話し、「日本の貴重な文化遺産を守っていくためにも、質の良い丹波漆は欠かせず、木の植裁を進めたい」と意欲を高めていた。
 
 会場にはほかに、木と漆の館を支援している人間国宝、村山明さんが作品を賛助出品し、訪れた人たちの目を引きつけていた。

写真=展示資料を示しながら建造物の漆塗りについて解説していく澤野さん

 
 

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