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両丹日日新聞2009年11月16日のニュース

残したいものいっぱい−自然豊かな城下町・福知山

1116keikan.jpg■景観からまちづくり考えるシンポ■
 福知山市による「景観まちづくりシンポジウム」が15日、市内のサンプラザ万助で開かれた。市は「市民と行政の協働による景観づくり」を掲げて市景観計画の策定を進めており、市民へのアピールの場としての開催。関係者と市職員を中心に約60人が参加して講演などを聴いた。
 

 大阪市平野区で、住民主体のまちづくりを繰り広げている平野郷HOPEゾーン協議会の松村長二郎会長が講演した後、福知山の4人が加わりパネルディスカッションをした。
 
 ディスカッションのコーディネーターは、街角にある何気ない風景の中から「おもしろい」ものを見つけ出す街角探検で、たびたび福知山の魅力再発見に協力している小林大祐・京都文教大専任講師が務めた。学生時代から平野のまちづくりにかかわっていて、松村さんたちの取り組みにも詳しいとあって、平野と福知山を対比しながら、それぞれがとれる活性化策を探った。
 
 平野は戦国時代に、堺と並ぶ自治都市として栄え、江戸時代に移っても武士より町民が力を振るったという。住民自治の気風は今も受け継がれ、「ボランティアがまちづくりをする草分け」として、全国の地域が手本にしている。
 
 講演では松村さんから、昔懐かしい町並みを守るため、どのような取り組みをし、住民の参加を得るためにどんな工夫をしたかなどが紹介された。
 
 これを受けてディスカッションでは、小林講師が、平野では景観保護のため「行政にさえ口出しさせず、高さ制限など住民が積極的に動いている」と事例を挙げ、「福知山は城下町で、お殿さんが何かしてくれるんやろと、じっと待っている町だ」と住民気質を分析してみせた。
 
 地元のパネラーからは、福知山市文化財保護審議会の井上正暉副委員長が、大原神社や御霊神社など福知山を代表する神社も、単独ではなく周囲と一体となって守られていくものだと強調し、「福知山は城下町ならではのすばらしい家が並んでいたが、都市計画で多くが無くなってしまった」として、「寺町や鍛冶町などは、どうしても残してほしい景観だ」と訴えた。
 
 また中心市街地活性化に取り組む福知山まちづくり会社の滋野浩毅タウンマネジャーは、転居してきた人ならではの視点で「福知山は空が広くて気持ちいい。歩いて楽しいまちだ」とした上で、いま残っているものを守り、生かしていくまちづくりを唱えた。
 
 市観光協会の村上裕子理事は市の「千年の森」構想など、自然景観の面から語り、「森や自然と、いかに共存していくか。自然から何を使わせていただき、何をお返しできるか」などと問いかけた。
 
 市は景観計画で、中心部や幹線沿いの市街地ゾーンと、周辺部と旧3町域の自然景観保全ゾーンを設け、市全域を地域の特性に応じた景観計画区域に指定することにしている。
 
 
写真=先進地・平野区と対比しながら福知山の景観づくりをディスカッションした

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