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両丹日日新聞2009年10月20日のニュース

台風23号から5年:<4>何を持って避難するか

訓練のときも非常時の持ち物の確認を(9月の防災訓練より) 避難所に行っても、必要な物資が渡されるとは限らない。災害で道路が通行できない、人数分を確保できないこともある。避難所に何を持っていけばいいのか。防災に詳しい赤十字レスキューチェーン京都の豊島建治代表(61)=福知山市内記六丁目=は、「自分にとって最悪な状況を考えて準備を」とアドバイスする。
 

 「避難施設へ行けば何かもらえるだろうと思った」と、5年前のことを話す旧市街地在住の女性(74)。「実際にパン、毛布が配られたが、数がなかったのか、私のところには回ってこなかった。不公平に感じた」とこぼす。また、妹がいる家へ車で向かったという女性(77)は「夕食の途中だったので、炊飯器とおかずをそのまま車に積んだ」と振り返る。
 
 市が発行する「災害から命を守るために」という防災の手引きでは、持ち出し品リストを紹介している。
 
 懐中電灯▽携帯ラジオ▽乾電池▽緊急医療品(ガーゼ、ばんそうこう、消毒液、風邪薬など)▽非常食(かんぱん、氷砂糖、缶詰など)▽水▽缶切り▽下着類(保温性のよいもの)▽着替えの衣類−などだ。
 
 避難生活に必要なものについて豊島代表は、ここに挙げられた物品と「基本的には同じ」と話す。ただ、「男女、年齢、持病の有無によって持っていくものは若干変わってくる」。自分に必要なものを考えることが重要になってくる。
 
 例えば食料でいえば「かんぱん」。お年寄りにとっては食べるときに硬く、適さない。水や湯を注ぐだけで簡単に調理できるご飯、スポーツ時に栄養を補給する食品などを代用してもよい。非常食も多種多様なものが販売されている。飲み物は2箸離撻奪肇椒肇襪任發いい、500ミリ硲緩椶魏搬欧琶けて持っていけば、荷物が軽くてすむ。
 
 飲み物、食べ物は最低でも3日分は用意する。3日たつと、たいてい援助物資が届くようになる。
 
 非常時の荷物を一家に一つだけ、という家庭も少なくない。しかし、「家族が5人いたら、5人分の用意を」とアドバイス。さらに、5カ所に分散させて置くことを勧める。地震などで家が倒壊した場合、被害のない部屋から非常時の荷物を持っていけるからだ。
 
 「これを持っていくことには賛否両論ありますが」というのは毛布。避難所ではたいてい用意されるが、冒頭で触れたように手元に届かないおそれもある。毛布はガウン代わりになるし、床の上に敷いてもよい。担架の代わりにもなる。掛けるところがあれば、人目を避けるプライベート空間を作ることもできる。
 
 また、ラジオなど乾電池が必要なものなどは、それぞれのラジオを一斉に使わず、仲間同士で集まって、一台を多くの人で使い、乾電池を節約させる。
 
 ただし、あれもこれも持って行けばよいというわけではない。避難時は大雨、突風のうえ道路状況が悪いため、重くて運べないこともある。平時の訓練で非常時の荷物を持ち運び、これを繰り返すことで、自分にとって最低限必要な分を知ることが大切−とアドバイスする。
 
 5年前、道路が冠水して必要な物品を配布できない避難所があった。そこで市はビニールシートや毛布などを保管した防災備蓄倉庫を、広域避難所など58カ所に設置する計画を立てた。現在は47カ所で整備済みとなっている。
  
 
写真=訓練のときも非常時の持ち物の確認を(9月の防災訓練より)

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