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両丹日日新聞2009年10月19日のニュース

隣人同士の助け合いが大切−台風23号を教訓にした講演会で

当時の惨状を伝える新聞のパネルを講演前に見て回る山村・防災システム研究所長
 04年10月20日の台風23号災害の教訓を風化させないためにと、福知山市、京都府などは18日、市民会館で防災啓発の催し「台風23号の記憶」を開いた。防災管理対策の第一人者、防災システム研究所長の山村武彦さんが基調講演し、災害時に隣人同士が助け合える体制をつくり、取るべき優先順位を決める必要性を訴えた。

 山村さんは学生時代の1964年、新潟地震でボランティア活動をしたのを機に防災アドバイザーを志した。今までに国内外の災害現場など120カ所以上で現地調査をし、その教訓を伝える講演を各地で1200回以上開いている。
 
 幾度となく水害にあってきたまちだけに市民の関心は高く、会場のホールには多くの人たちが訪れた。山村氏は、各地の洪水や震災被害の写真を使いながら、「災害に備えて、今、私たちができること」の題で防災管理対策を説明した。
 
 「行政は避難指示や勧告を出すとき、たいへん慎重になる。指示、勧告を出しても平穏に終われば、次から信じなくなる人が増えるためだ」と強調。行政に頼るばかりでなく、地域の自主防災組織が大切だとした。
 
 中学生のレスキュー隊、寝たきりの人をおんぶして助けるおんぶ隊、高齢者によるシルバー隊、避難済みの家屋にステッカーを張る地域など、各地の特色ある取り組みを紹介し、「行政は万能ではない。安全は与えられるものではなく、自己責任で守るものだ」と指摘。向こう三軒両隣の意識で、日ごろから付き合いを大切にし、自宅の防災マップ、緊急行動マニュアルを作成することを勧めた。
 
 災害時に守るべき、とるべき優先順位を決めることが重要とし、例として、「飛行機で酸素マスクが降りてきた場合、大人が先に付けて、子どもに付けるのが規則になっている。大人が意識不明になったとき、子どもを守れないからだ」と説明した。
 
■地震で机の下に隠れるのは間違い■
 
 最後に風水害だけでなく、地震に対する注意も必要とし、阪神大震災時に神戸市内のコンビニ内の防犯カメラに映し出された映像を二度にわたって流した。「大地震が起きたら机の下に隠れるのは間違っている。揺れを感じたらすぐに脱出口を確保するなど動かないと、建物の下敷きになってしまうケースが多い」とした。
 
 講演会終了後、被災体験の語り部などとして府に登録する市内在住者ら7人が、台風23号を振り返り、これからの防災活動についてパネルディスカッションをした。
 
 会館3階では、台風23号の被災地や被災した家屋の泥落としのボランティア活動などの写真パネル、当時の惨状や救援活動を連日伝えた両丹日日新聞の記事などが展示され、来場者が熱心に見入っていた。
 
 
写真=当時の惨状を伝える新聞のパネルを講演前に見て回る山村・防災システム研究所長

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