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両丹日日新聞2009年8月 1日のニュース

ソ連抑留死の山本さん やっと妻子と一緒の墓に

納骨した墓に水をかける実弟の正さん 厚生労働省が収集したソ連抑留中死亡者遺骨のDNA鑑定で、福知山市三和町台頭出身の山本俊一さんと判明した遺骨が30日、親族らの待つ台頭に戻り、先に亡くなった妻子の埋葬される墓地に無事納骨された。
 

 俊一さんは、1912年(明治45年)4月1日に山本家の長男として生まれ、若くして満州(中国東北部)に軍人として出征。終戦後、旧ソ連に抑留され、イルクーツク州の第7収容所病院で、47年(昭和22年)1月28日に病死した。
 
 遺骨収集は、01年から3次にわたり、政府派遣団により行われ、第7収容所の埋葬地から396柱の遺骨が持ち帰られた。
 
 遺骨は旧ソ連政府の資料に加え、06年からDNA鑑定での照合が実施されるようになった。昨年3月に綾部市在住の実弟、山本正さん(79)らとの照合が始まり、今年7月に入って俊一さんであることが判明した。府内では7例目のことという。
 
 納骨の法要は、俊一さんの実家の山本文子さん(84)宅で営まれ、正さんら健在の弟と妹3人のほか、親族十数人が参列。法要のあと、自宅そばの墓地に納骨された。
 
 俊一さんの妻で終戦後に満州からの引き揚げ途中に亡くなった美智子さんの弟、大原の吉見波治美さん(73)も出席。「姉は2人の子どもたちと亡くなっています。終戦から64年、離ればなれだった家族がやっと一緒になれました。姉もきっと喜んでいるでしょう」と感慨深げに話していた。
 
 納骨時には、近所の人たちも墓地に集まり、親族らとともに手を合わせた。
 
 
写真=納骨を済ませ墓石に水をかける俊一さんの実弟、山本正さん
 

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