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両丹日日新聞2009年6月10日のニュース

山に祈り、身を引き締めて初鎌 漆かき始まる

初鎌を入れる岡本組合長 福知山市夜久野町の山中で、今年も府無形民俗文化財「丹波の漆かき」が始まった。技術を伝承する丹波漆生産組合の岡本嘉明組合長は、10日午前8時から夜久野高原近くの山中に入り、今年最初の鎌を木に入れる「初鎌」をした。
 

 初鎌に選んだ大油子集落を抜けた山中には、樹齢15年前後の漆の木が3本あり、1週間前から足場を組んで支度をしてきた。
 
 技術を学びに来た若い人たちを伴い現場へ入ると、山に酒と供え物をささげてから、専用の鎌を取り出し、漆の木を丹念になでながら、ごつごつした樹皮(粗皮)をこそぎ落とし、筆型の専用かんなで、小さな傷を一つつけた。
 
 木が傷に慣れるよう4、5日おきに傷を増やしていってから、樹液の漆かき(採取)が始まる。木のどの部分に傷をつけるか見極めるのが、一番経験を必要とするところ。若い人たちに「ここに傷を付けると木が早く弱ってしまう」などと説明しながら、傷を入れる適所を探し出していた。
 
 組合が町内で植林を進めている一帯が4月に国宝・重文の資材供給地「ふるさと文化財の森」に認定されたばかり。初鎌を入れた山は認定地の外にあるが、岡本さんは「夜久野の漆は、みんな文化財の森と同じ。身の引き締まる思いです」と話していた。
 
 漆かきは7月から8月にかけて盛りを迎え、落葉前に終える。 
 
 
写真=漆の木に初鎌を入れる岡本組合長(午前8時すぎ、夜久野町大油子で)
 

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