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両丹日日新聞2009年3月15日のニュース

福知山城(下):石垣に転用石、日本一の井戸も

0313tsiro2.jpg 天守閣再建、周辺整備が整った福知山城には見どころがいっぱいある。天守台から本丸にかけての石垣は野面積(のづらづみ)で、大小の石とともに、転用石が使われているのが特徴。この様式を採り入れているのは、現存の城では福知山城を含め3カ所だけという。

 転用石は五輪塔や宝篋印塔(ほうきょういんとう)の一部、石臼、石仏、灯ろうなどで、石垣の表面だけでも450個から500個が確認されている。中でも1359年(延文4年)の銘が刻まれた五輪塔が一番古いとされる。石垣用の石が足りなかったという説のほか、敵だった武将の墓をつぶし、その一部を使用することで、強い権力を示すために用いたといった説もある。
 
 天守閣東側にある豊磐の井(とよいわのい)も珍しい遺構の一つ。直径約2・5メートル、深さは50メートル、水深37メートル。城の井戸としては日本一深い。当時は緊急用で、敵に攻められた時に井戸の水を飲料水として利用した。2、3年ほど前に井戸の水をくみあげたところ、きれいだったという。整備で井戸の周囲もきれいになった。
 
 石垣の上に設けられた塀には、三角や四角の窓が開けられている。鉄砲狭間(はざま)、矢狭間と呼ばれる窓で、ここから敵に向かって鉄砲を撃ち、矢を放った。窓は内側が広く、外側が狭くなっており、敵から身を守れるような造りになっている。
 
 復元された天守閣の大屋根には鯱(しゃち)瓦が載っているが、この瓦の復元品が天守閣前に展示してある。高さ約150センチ、幅約80センチ、奥行き約45センチ。重さは約120キロ。そばで見ると迫力満点で、鱗(うろこ)の一枚一枚まで丁寧に作られている。
 
■明智光秀関係の文書、遺物収めた資料館も人気スポット■
 
 天守閣は鉄筋コンクリート造り3層4階で、内部は市郷土資料館。外観だけでなく、中もユニークな造りや貴重な資料であふれ、人気スポットとなっている。
 
 1、2階は光秀や福知山城に関する文書、遺物、この地方の文化財などが並ぶ。
 
 内部は展示場の機能だけでなく、当時と同じような造りの場所も。天守閣に接近してきた敵を苦しめる「石落とし」も再現。石落としは床部分などを細長くくり抜き、下の敵に石を落としたり、湯をかけたりするもので、城内には計10カ所設けられている。石落としにはガラスがはめこまれ、下がよく見えるようになっている。
 
 最上階の4階からの眺めは最高で、市街地が一望でき、城主になった気分に浸ることができる。
 法川には親水公園と城方面を結ぶ昇龍橋を架設。同橋と一緒に見る天守閣の姿は美しく、写真撮影の絶好ポイントでもある。
 
 
写真=野面積の石垣には転用石が数多く使われている
 

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