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両丹日日新聞2009年3月 4日のニュース

「キセキ」を紡ぐ(下):全部員に目と声かける 福知山成美・島本コーチ

0303seibi.jpg 多い時には1学年50人を超える大所帯でも、エリート選手を絞り込まず、一人ひとりに目を配るのが成美スタイル。島本省二コーチも、投手陣だけでなく、全部員に声をかける。
 

 指導は野球にとどまらず、学校生活全般にわたる。「例えば授業中の態度が悪いと厳しく指導しますねえ。高校生なんやから野球だけではアカンのです。それに授業態度が変わると、野球や顔つきもガラリと変わります」
 
 グラウンドでは各自に「手の届く目標」を提示。選手によっては結論を先に言って道筋を示し、暗示をかけて伸ばしたり、別の選手にはヒントだけ与えて自分で考えさせて伸ばしたり。成果が出たら「お、足が速くなったな」「いいやん、振りが鋭くなったぞ」とほめる。「今の子たちは、具体的な目標を一つ示してやると、すごく伸びるんです」と効果を説く。
 
 秋、春、夏の大会が近づくとメンバー選びが始まる。毎年、ベンチ入りできず気力が萎(な)えだした上級生を見つけると、一人ずつ話をして、最後まで完全燃焼させてきた。「いらない選手なんて一人もいませんもん。ベンチもスタンドも全員で一丸となるのが成美野球部なんです」
 
 センバツで主力となる今年の2年生を、島本コーチは「まとまりのある、すごくいいチーム」だと評する。
 ポジション取りはいつも競い合いであり、レギュラーを約束された選手はいない成美だが、2年生たちに「ライバルをけ落としてでも」という姿はない。「アドバイスしあったりして、ホント、仲いいですしねえ。仲間の打球が飛ぶようになったら、よーし俺も。隣で投げてる投手の球が速くなったら自分はもっと速くと競い合っていて、いい感じなんですよ」と、目を細めながらうれしそうに話す。
 
 一番感心するのは「みんながよく考えている」点だという。「そろそろこのあたりで注意しておかなければ」と思うことがあった時、監督やコーチが口にしなくても、2年生が集まって注意しあっている。「こんなチームこそを、甲子園で優勝させてやりたいです」
 
 第81回選抜高校野球大会は13日に組み合わせ抽選があり、21日に開幕する。甲子園球場が成美ナインを待っている。
 
 
写真=グラウンドにあるベンチには、田所孝二監督のメッセージが書かれた黒板が並ぶ。選手の後ろの黒板には「メンバー選考は始まっている。時間を守れない者、準備の出来ない者、片づけの出来ない者、アップのいい加減な者、外れても文句無し」と書かれている。甲子園のベンチ入りするチャンスは、全員にある。
 
 

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