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両丹日日新聞2009年3月 3日のニュース

「キセキ」を紡ぐ(上):投手に自覚と怖さ教え込む 福知山成美・島本コーチ

0302seibi.jpg 「試合で活躍することだけを目標に教えるのじゃなく、野球は楽しいと一生を通じて思えるようにしてやりたい」。第81回選抜高校野球大会に出場する福知山成美の指導陣がよく口にする言葉だ。コーチの島本省二教諭(42)も、その思いを強く持ちながら、「センバツへのキセキ」を紡いできた。21日に迫った開幕を前に、指導方法から成美野球の一端をのぞいてみよう。
 

 島本コーチは兵庫県立伊丹高校から関西大学へ進み、社会人野球の日本新薬で左腕のエースとして活躍。大学4年と社会人2年目にはプロのドラフト候補に挙がった。1学年上の元ヤクルト・古田敦也さんとは高校が近く、大学が同じリーグということもあって、よく対戦。日本新薬ではマネージャーやコーチも経験し、社会人、大学、高校の野球関係者と広く交流して教えを受けたのが、いま大きな財産になっている。
 
 成美との最初の接点を持ったのは1999年の春季京都大会。準決勝を観戦し、試合は大敗だったものの「これはいいチームだ」と思い、関大、日本新薬の先輩にあたる田所孝二監督に手紙を出した。折り返し連絡があり、「遊撃−中堅のセンターラインの守りが特にいいですねえ」などと語り合ったりしていた。
 夏の大会を迎え、話していた通り、遊撃の柳田殖生選手(現・中日)、左腕の藤原健太投手(現・成美コーチ)らの活躍でチームは京都を制し、甲子園初出場を果たす。
 
 翌年の3月末、田所監督から電話がかかった。甲子園効果で新入生が急増、社会科の教員と野球部のコーチが足りないのだという。もともと教員志望でもあり、すぐ面接を受けに駆けつけ、翌週から成美での生活がスタート。田所監督の指導を間近で見るようになり、改めてその考え方、指導方法に尊敬の気持ちが高まった。
 
 主に担当するのは投手の指導。「自分が投げなければ試合が始まらない、ピッチャーは特別な存在」だということを教え込む。試合を作る責任と自覚、その怖さも。「怖さが無いと、人間、成長しませんからね」
 
 投手にもいろんなタイプがいて、試合会場へ向かうバスの中でもリラックスして寝ている選手がいれば、極度の緊張から過剰なウオーミングアップをしてみたりと、いつもと違う行動を取る選手もいる。それを見逃さず、落ち着かせてやるのもコーチの大事な役目だという。
 
 1、2年生合わせて投手は現在20人。田所監督は「プロでもチームの半数は投手でしょ。ピッチャーは単なる9分の1じゃないですからね。投手をしっかりみてくれるコーチの存在は大きいです」と厚い信頼を寄せる。
 
 
写真=「いまのカーブいいよ」。声をかけながら投球を見守る島本コーチ
 
 

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