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両丹日日新聞2009年2月26日のニュース

福知山市09年度予算:教育予算に学校裁量権

0226yosana3.jpg 福知山市09年度予算は、教育畑を歩いてきた松山正治市長が教育関連を4本柱の一つに掲げる。予算規模としては、新武道館と新学校給食センター関連の事業費がないことで今年度比24・5%減となるが、子どもたちに近い教育施策面で充実を図る。
 

 各小中学校に裁量権を持たせる教育予算を配分する文武向上プラン学校支援事業に取り組む。
 
 子どもたちの基礎学力、学習意欲などの「文の力」、豊かな人間性、健康や体力の「武の力」の向上を目指し、各校でプランを作成し、取り組む項目をメニューから選択する。メニューにない内容でも市教委が認めた場合は対象とし、一定の柔軟性を持たせる。学校現場の自主性、自立性を高めたい考え。
 
 児童・生徒数分などで加算して配分する予定。市教委は「これまでの課題への対応を掲げるところがあれば、特色を伸ばそうとするところもあると思います。生きた予算にしていきたい」としている。615万2千円を組んだ。
 
 教員の授業力向上の研究に予算を組む。中学校区の9ブロック(北陵と川口は合わせて1ブロック)ごとに研究教科を設定。小中学校が共同して授業力向上への実施計画を立てる。計画期間は複数年で見ており、新年度は90万円を予算化した。
 
■不登校児の「けやき広場」機能強化、訪問指導員を配置■
 
 松山市長は就任直後、「小中学校の不登校府下ワースト1を解消したい。元気な子の声が聞こえる福知山にしたい」と語った。新年度から、不登校の子どもたちが学校復帰を目指して通っている「けやき広場」の機能を強化する。
 
 けやき広場は市役所南側の市勤労青少年ホームで開いている。周辺部からは交通費が高く、通級したいのにできないということがないように、通級費用を一定額負担して地域格差を少なくする。
 
 訪問指導専門員1人を新たに配置して、児童・生徒宅を訪れての情報交流、子どもたちや保護者への支援を細かにする。不登校の原因はそれぞれ異なり、所属校だけでは対応しきれない側面もあり、実態把握の難しさがある。市教委は「専門員が訪問することで人間関係をつくり、その原因をつかんでいきたい」という。
 
 さらに、るり渓少年自然の家へのふれあい宿泊学習参加にかかる保護者負担の一部軽減、ITによる家庭学習支援にも力を入れる。心の安定基地つくり推進事業として、約250万円増の386万5千円(訪問指導専門員の人件費は除く)をあてる。
 
■小中学校の図書充実■
 
 小中学校の図書整備を拡充する。文部科学省の基準冊数の充足率から見ると、市内の小学校は59・1%、中学校では47・8%と半数を割り込む。これまでは年間で小中学校の合計予算額は200万円ほどだったが、新年度は832万4千円と大きく増やす。今後5年以内に充足率65%への引き上げを目標にする。
 
 小中学校の理科教育設備整備には3000万円を単費で組んだ。市出身の下村脩さんがノーベル化学賞を受賞したことを契機に、新学習指導要領(小学校11年度、中学校12年度実施)で充実強化が求められる理科教育の環境を整える。理科教材の大幅な充足を図ることで、理科離れが懸念される子どもたちの学習意欲を高めていく。
 
■学校耐震化進める■
 
 学校施設の耐震化を進める。耐震優先度調査に続く補強前の2次調査を、惇明小北校舎と特別教室、雀部小教室棟、成仁小校舎棟、育英小体育館で行う。細見小、精華小、三和中の各体育館では耐震補強の実施設計と工事に着手する。耐震化率は3ポイント増の53・4%を見込む。8084万円を計上した。
 
 築45年以上で老朽化する南陵中の普通教室棟は09年度から2カ年計画で建て替える。延べ床面積約2100平方メートルの鉄筋コンクリート3階建てを予定しており、09年度は仮設校舎設置と既存校舎の解体撤去で3億207万9千円を計上した。
 
■創成大入学者に支援金■
 
 京都創成大学に進学する市内外の新卒高校生と市民社会人に一時金を支給する。
 
 市内高校生は20万円、市外高校生と社会人は10万円を支給。市内高校生は既存の市人材育成奨学金との併用もできる。市外高校生は住所転入する必要がある。
 
 入学金は一般学生が30万円、社会人が10万円で、社会人は実質的には無料になる。地域振興に寄与する人材育成を図りつつ、学生数確保への支援をする。予算額300万円。
 
 
写真=不登校の子どもたちの学校復帰に向けた適応指導教室「けやき広場」の機能充実を図る
 
 

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