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両丹日日新聞2009年2月10日のニュース

イノシシから農地守る旧海軍飛行場の金網 

0209kanaami.jpg 福知山市市寺、熊野神社の参道入り口付近に、イノシシ除けの金網が張り巡らされている。一見、何の変哲もない金網だが、戦時中に市内の旧海軍石原飛行場で使われていたもので、60年以上たった今も現役で役に立っている。
 

 金網は石原飛行場の誘導路に敷かれ、その上を飛行機がゆっくりと移動したという。戦後、飛行場は不要になり、昭和22年(1947)ごろ、金網が払い下げられ、山から下りてきてイモなどを食い荒らすイノシシの被害に悩まされていた市寺、今安、室の地域が防除用として譲り受けた。
 
 最初は個人で取り付けていたが、連続して張り巡らしたほうが効果があるとして、各地域で設置するようになったという。
 
 金網は高さ約1m、長さ約4mに切りそろえ、山のふもとに張り巡らした。その距離は約4kmに及び、各地域をつなぐような長い「壁」となった。
 
 金網設置後、各地域ではイノシシの被害はほとんどなくなったという。市寺地区内では破損しているところも見当たらず、今でも現役でイノシシを防いでいる。
 
 近年、イノシシの被害は減ったものの、シカは金網を飛び越えるため、市から補助を受け、その上に更に約1mの金網を設けている。
 
 飛行場の「遺物」としては、掩体壕(えんたいごう)の一部が残っているが、誘導路に敷いていた金網が現存していることを知る人は少ない。市寺の塩見一重さん(81)は20歳ごろに金網の設置作業に携わった。「当時、作業は大変でしたが、イノシシに荒らされることを思えばなんでもなかった。いまだに丈夫で、壊れているところはなく、これからも大切に使っていきたい」と話している。
 
 
写真=市寺に設けられている金網を見る塩見さん
 
 

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