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両丹日日新聞2009年2月 6日のニュース

福知山成美 センバツへの「キセキ」・中

0206kousien.jpg 昨年の春季京都大会で準優勝し、続く近畿大会では優勝した福知山成美。夏の「第90回全国高校野球選手権京都大会」は、優勝候補の筆頭に挙げられた。前評判通りに勝ち上がり優勝、2年ぶり3回目の甲子園出場を決めた。
 

■支えられているということ■
 
 ◇…甲子園大会が近づくと、ベンチ入りメンバーのほか、練習の手伝いと秋季大会のメンバー候補の2年生を中心に10人程度を宿舎に泊まらせ、総勢30人になる。その中には、のちの08年秋季大会のメンバーとなる竹中、西元、田嶋、尾野らもいた。
 
 井本自宣部長は語る。
 
 「7月30日の夜に宿舎に入った。試合は8月8日の第4試合(のちに変更)ということもあり、2日の開会式の終了後、ナイター練習をした。そのため就寝時間がいつもよりも遅くなってしまった。しかし、翌日の起床時間と朝食の時間は変更しなかった」
 
 ◇…翌朝7時に朝食会場に行ってみると、人数が少ない。それから10分後、明らかに寝起きの感じで、西元、田嶋、竹中、そして、メンバーの数人がやってきた。
 
 「すぐに私は遅れてきた選手たちを怒鳴りつけた。そして、メンバー外の西元、田嶋、竹中に、『すぐに福知山に戻れ、何しに来たんや』と厳しい言葉を浴びせた」
 
 ◇…食事のあと、「すみませんでした。許して下さい」と言ってきたが、許さなかった。
 
 「前日は夜遅くなって睡眠時間が少なくなってしまったかもしれない。ただ、大会が開幕して『さあこれから』という時、しかも、宿泊できなかった3年生がたくさんいる。自分たちのために、毎日遅くまで、休みもなく動いてくれているたくさんの人がいる。その人たちのために自分にできることは何かをよく考えてほしかった」
 
 ◇…常にいろんな人に支えられて今があることを再認識し、感謝の心でいつも臨むことの大切さを、分かってほしい。
 
 「だから、しっかり体調を整えて、精神的にもベストの状態で試合に臨むことが一番。それなのに、朝食に遅れてくるということが許せなかった。ベンチ入りのメンバーを帰らせることはできないが、練習には参加させなかった」
 
 ◇…「帰れ」とは言ったものの、西元らが前日のバスの中で、「試合中にボールボーイをしたい」と申し出ていたこともあったので、「きついことを言ってしまった」と思ったが、心を鬼にして、福知山へ帰した。
 
 「これを糧に絶対にやってくれると思ったから。それ以降、大会で何度か宿泊したことがあったが、時間に遅れてくる者は一人もいなかった。福知山に帰らせた選手も秋季大会では活躍してくれた」
 
 ◇…秋季近畿大会準決勝のPL学園敗戦後から、会う人、会う人に「センバツ確定やね」と言われたが、その言葉は心に重かった。たまらなくなって足立透先生(前部長)に弱音を吐いた。「こういう経験ができる野球部長は、全国でわずかしかいないわけやから、腹をくくって乗り越えて下さい。全力で応援するよ」と励まされた。
 
 「私もこうやって様々な人たちに支えられてやっている。そのことに改めて気づかされました」
 
 
写真=昨夏の甲子園。大勢の人の応援を受けた
 
 

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