WEB両丹

きょうあったいい話、夕飯までに届けます。京都府福知山市の情報を満載した新聞社サイト

タブメニュー

購読お申込み 両丹日日新聞は全国にお届けできます。

トップページへ

ニュース

情報

コミュニティ


両丹日日新聞2009年2月 5日のニュース

福知山成美センバツへの「キセキ」・上

0205nagaoka.jpg 第81回選抜高校野球大会(毎日新聞社、日本高野連主催)への初出場が決まった福知山成美高校野球部。春の大舞台に向け、選手たちは懸命に練習に励んでいる。3月21日の開会式で、甲子園球場に流れる入場行進曲は、GReeeeN(グリーン)の「キセキ」。井本自宣部長(35)が、選手たちへの思いとともに、同校野球部の「センバツへのキセキ」を振り返る。
 

■転機は平安戦■
 
 ◇…1月23日、センバツの初出場が決定した。
 
 「昨夏は甲子園に出場していたため、新チームの始動が遅くなってしまった。決して恵まれた状況ではないなか、秋の京都大会優勝、近畿大会ベスト4へ進出。いままで勝てなかった近畿大会で勝つことができた。転機は去年の春季京都大会の決勝戦だったと思う」
 
 ◇…対戦相手は「平安」。前年の秋季京都大会準決勝で惜敗し、センバツの望みを絶たれた相手だ。
 
 「選手はもちろん、私たち指導者も他チームと対戦するときとはまた違った気持ちで臨んだ。口には出さないものの、選手たちは『打倒平安』を心に秘め、冬の厳しい練習を乗り越え、そしてリベンジする機会を得た」
 
 ◇…結果は4−6。またもや「平安の壁」を破ることができなかった。しかし、得たものがあった。
 
 「長岡宏介投手(現エース)はもともと球速があり、鋭い変化球を持っていたが、マウンドに上がるとコントロールを乱して崩れることが多々あった。ところが、この平安戦では今後の活躍を予感させた。5回途中からマウンドに上がり、4回3分の1を投げて5奪三振、失点2、自責点0の好投。大きな自信が生まれ、潜在能力を一気に開花させるきっかけとなった。これ以降、別人のような投球を見せ始め、昨夏の第90回全国高校野球京都大会での大活躍、そして秋季大会では不動のエースに成長した」
 
 ◇…同じ平安戦で、杉本聖和遊撃手(現主将)は勝負のかかった場面で2つのエラーをした。
 
 「いつもなら試合後すぐに厳しい言葉をぶつけていたと思う。100本でも、200本でも、倒れるまでノックを浴びせたい気持ちだったが、あえて何も言わずにいた。それは田所孝二監督も同じ。ショートというポジションは、守備の要であり、中心。田所監督も、非常にこだわりを持って指導するポジション。その田所監督も、エラーについては何も言わなかった。杉本なら分かっている、このミスを糧にさらに成長してくれるはずだと思ったからでしょう」
 
 ◇…平安戦後、全体練習が終わってから毎日遅くまで単調な捕球の基本動作を黙々とこなす杉本の姿を見た。
 
 「『こいつはまだ成長する』と確信した。田所監督は夏の大会前に『たとえ杉本が打たなくても、代えない』と言っていた」
 
 ◇…昨夏の甲子園初戦の常葉学園菊川戦。杉本は顔面に死球を受け、途中退場した。
 
 「杉本が敗戦を知ったのは病院。顔を腫(は)らして宿舎に戻ってきた杉本を見て涙が止まらなかった。本人はもっと悔しかっただろうに。ただ、杉本はまだ2年生。チャンスはある。この悔しさを次にぶつけてほしかった」
 
 そして08年秋季大会初戦のメンバー発表。田所監督から選手全員に告げられた。「キャプテンは杉本でいく」
 
 
写真=昨年の秋季近畿大会PL戦で長岡(右)のいるマウンドに杉本(右から3人目)らが集まった
 
 

Yahoo!ブックマークに登録

    

[PR]


株式会社両丹日日新聞社 〒620-0055 京都府福知山市篠尾新町1-99 TEL0773-22-2688 FAX0773-22-3232

著作権

このホームページに使用している記事、写真、図版はすべて株式会社両丹日日新聞社、もしくは情報提供者が著作権を有しています。
全部または一部を原文もしくは加工して利用される場合は、商用、非商用の別、また媒体を問わず、必ず事前に両丹日日新聞社へご連絡下さい。

購読申込 会社案内 携帯版 お問い合わせ