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両丹日日新聞2009年1月28日のニュース

福知山市民の8人に1人が救命士養成講座を受講

0127kyumeisi.jpg 福知山市消防本部が実施している「市民救命士養成講座」の受講修了者がもうすぐ1万人になる。市民救命士は、心肺蘇生法などの応急手当てを学ぶ普通救命講習を修了した人に与えられる称号で、12月末現在で9924人。これまで市民救命士が実際に心肺蘇生をして助かった例があり、同本部では今後も講習を続け、多くの市民救命士を養成したいと考えている。
 

 市消防本部による市民救命士養成講座は1996年から始まった。病気、事故で心臓や呼吸が止まった人たちの救急措置は、通常、救急救命士の資格を持った消防署員らが行うが、救急車の到着前にその場にいる人が救命手当てをし、「救命リレー」をすれば命が助かる例が増えるとして、一般市民に対して普通救命講習を開講。市民救命士の養成に努めている。
 
 講習は北本町一区の市防災センターで定期的に開いているが、自治会や企業、PTA、高校などにも署員が出向いて教えている。講習時間は3時間で、応急手当ての必要性などを説明する講話や実技をする。
 
 実技では傷病者の意識の確認から始まり、気道確保、異物除去、胸部圧迫、人工呼吸による心肺蘇生法や止血の仕方を学ぶ。近年では公共施設などに置かれるようになったAED(自動体外式除細動器)の使用法の講習も入れている。
 
 救命技能を忘れないようにと、修了者には再受講を促しており、2、3回と受ける人もいて、延べ受講者数は1万人を超えている。
 
 修了者が実際に傷病者に遭遇する場面もあり、昨年1月には市内の路上で、心肺停止状態で倒れていた高齢者を見つけた市民救命士の男性らが、救急隊が来るまで胸部圧迫などの処置をして、隊員に引き継ぎ、一命をとりとめ、社会復帰しているケースがある。
 
 傷病者がいる場所が消防署から離れていて救急隊が到着するのに時間がかかる地域もあるため、市消防本部は市民救命士の養成は必要不可欠だという。全国平均で普通救命講習の受講修了者は80人に1人の割合。福知山市内の場合は8人に1人の割合と、その率は非常に高い。
 
 1万人目は2月中旬の講習で達成する予定だが、達成後も講習依頼に応え、市民救命士の養成に力を入れていく。福知山消防署救急係の澤田晴彦消防士長は「救命処置の時間が早ければ早いほど、命が助かる率が上がる。救急の電話を受けた時も応急手当ての仕方を口頭で指導するが、急にはできないため、できるだけ多くの人に普通救命講習を受講してほしい」と話している。
 
 
写真=市民救命士養成講座では胸部圧迫などの技術を学ぶ市民(07年2月)
 
 

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