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両丹日日新聞2009年1月21日のニュース

自治会事務に専従職員 報恩寺に独自制度

0121houji.jpg 福知山市の報恩寺自治会(栗林拓爾自治会長)には、50年以上続く独自の自治会制度がある。多忙な自治会長らの負担を減らすために自治会事務所を設け、そこに庶務をこなす専従職員を配置している。事務所は自治会活動を円滑にするだけでなく、よろず相談窓口や憩いの場としても地域に欠かせないものになっている。運営費は住民たちで出し合っており、地域社会における共助の一つの形を見せる。
 

 制度が出来たのは1955年(昭和30年)ごろ。当時の世帯数は、現在の202世帯よりも多く、自治会長業務が大変ということで住民たちが考案した。当時は地域を代表する特産物のタケノコが全盛期で、収穫期の春は自治会役員改選の時期とかぶる。栗林自治会長(71)は「タケノコと自治会と、どちらも一番忙しいときなので、みんなで負担し合ってでも制度が必要と考えたのだろうと思います」と話す。
 
 事務所は報恩寺公民館の建物内に一室を構える。元は旧報恩寺公民館内にあり、99年3月の移転で現在の場所に移った。看板が掲げられた玄関を開けて事務所に入ると、小さな休憩スペースと受付カウンターがあり、そこに専従職員が座る。

 現在の専従職員は4代目の油利さん。週4日間出勤しており、6年目になる。仕事の内容は、自治会、農区の事務一般、市役所からの文書の仕分け、各文書の受け付け、組長への連絡、会合の準備、公民館使用の受け付け、コピーの受け付けなど多岐にわたる。

■情報が集まる場 悩み相談なども■

 「クマが出た」「ハチの巣が見つかった」と人が駆け込んでくることもしばしば。旅行のお土産を持ってきたという人がいれば、ちょっと立ち寄ったという人も。相談や悩みを話しに来る人もいて、来客は絶えない。油利さんは「ゆっくり話せる場所というものはなかなかないものです。事務所がそうなっているんでしょうね」と目を細める。
 
 報恩寺では、地域住民が亡くなったときには葬儀の日程などの情報を全戸に回すことになっている。仮に自治会長が不在のときでも、各組長に迅速に通知するために役立つのが事務所。こういった場合など「何かあったらまずは事務所に連絡がある」というように地域拠点として定着している。
 
 自治会役員は2年ほどで交代するが、専従職員が自治会活動の流れを把握しており、新役員へのスムーズな移行ができることも強みだ。
 
 事務所が地域内で果たす役割は大きい。しかし、費用はかかる。報恩寺では運営費を含めた年間自治会費を各戸2万5000円徴収して支えあっている。栗林自治会長は「私も自治会長をやってみて、制度があるおかげで助けられていることを実感しています。確かに費用はかかりますが、共助の要として欠かせないものになっています」と話している。
 
 
写真=報恩寺自治会事務所は自治会活動を支えるだけでなく、地域の憩いの場としても親しまれ、笑いに包まれる
 
 

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