WEB両丹

きょうあったいい話、夕飯までに届けます。京都府福知山市の情報を満載した新聞社サイト

タブメニュー

購読お申込み 両丹日日新聞は全国にお届けできます。

トップページへ

ニュース

情報

コミュニティ


両丹日日新聞2009年1月16日のニュース

雪のように白い麹 雲原で農家が集まり仕込みが盛り

0116kouji.jpg 雪にすっぽり覆われた福知山市雲原の先山地区で、雪のように真っ白くきれいな麹(こうじ)造りが盛りを迎えた。地区の集会所に農家グループの人たちが集まり作業に励む。「おいしい味噌(みそ)ができる」と評判で、ファンが年々増えている。

 冬の農閑期の作業にと、1992年から「先山麹グループ」として活動するようになった。
 
 もともと、各戸で味噌造りをしていたこと、集落の男性の多くが以前は日本一の酒どころ・灘、伏見の造り酒屋へ出て酒の仕込みに携わり、麹の扱いにたけていたことから始まった取り組み。
 
 まだ明け切らない午前6時30分ごろから、メンバー8人が雪をかきわけて集会所へ集まり、地元で取れたコシヒカリを熱々に蒸し上げるところから作業が始まる。
 
 蒸せた米は台の上に広げて、両手でもむようにして冷やす「床もみ」をする。頃合いを見て麹菌を入れ、まんべんなく混ぜていく。ここからの作業はぐずぐずしていられない。力がいり、寒い中の仕事ながら体に汗が噴き出す。一気に仕込んで、麹室へ入れ発酵させる。
 
 麹室に入れるのは2昼夜。途中で混ぜ直す「切り返し」をして麹をもみほぐし、発酵を進める。温度管理がポイントで、低いと発酵が進まず、熱いと菌が死んでしまって黄色に変色。粘りが出て酸っぱくなる。
 
 「機械でやるのと違って、一度にたくさんは造れません。その分、丁寧に仕上げてますよ」とメンバーたち。
 
 仕上がった麹は、一袋ずつ計量して注文を受けた人に引き渡す。出荷は2日に一度。希望があれば配達も行い、届けた先で「去年のも、いい麹でしたよ」と声をかけてもらうのが、大きな励みになって続けてきた。
 
 今年は7日に器具の消毒など支度を始め、9日に初仕込み。11日から出荷を始めた。作業そのものは毎日あり、一仕事片づくとストーブの周りに集まり、あれこれと会話を楽しむ。仕込みの話、昨年の特産エンドウの出来や今年の栽培目標。話題は尽きず「外に出にくい冬場に、こうしてみんなと顔を合わせられるのがうれしくて」と、笑顔がはじける。手元には麹で作った甘酒を入れた湯飲み。砂糖を入れなくても、ほど良い甘みが口に広がる。
 
 麹造りは2月下旬まで続ける予定。注文の受け付けは今月末まで。
 
 
写真=丁寧に仕込んだ麹を一袋ずつ計量するメンバーたち。「多めに詰めるのはいいけど、少なくはならないように」と加減する

Yahoo!ブックマークに登録

    

[PR]


株式会社両丹日日新聞社 〒620-0055 京都府福知山市篠尾新町1-99 TEL0773-22-2688 FAX0773-22-3232

著作権

このホームページに使用している記事、写真、図版はすべて株式会社両丹日日新聞社、もしくは情報提供者が著作権を有しています。
全部または一部を原文もしくは加工して利用される場合は、商用、非商用の別、また媒体を問わず、必ず事前に両丹日日新聞社へご連絡下さい。

購読申込 会社案内 携帯版 お問い合わせ