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両丹日日新聞2008年12月30日のニュース

文化財から漆をひもとく 丹波シンポジウム

1230urusi.jpg 福知山市やくの木と漆の館による第3回丹波漆シンポジウムがこのほど、福知山市夜久野町額田の市夜久野ふれあいプラザで開かれ、展示や講演など様々な角度から日本の文化と漆の結びつきを浮き立たせた。
 

 基調講演はホールであり、仏像研究を続けている元文化庁主任文化財調査官の伊東史朗・京都国立博物館名誉館員が「日本の木彫像と漆仕上げ」と題して話した。
 
 日本では木彫が多く、像の8割5分ほどになるが、アジア、欧州では珍しいということから話し始め、奈良時代から平安時代初期にかけては、ほとんどでカヤの木が使われ、平安後期からヒノキが増えてくることを説明。一木造で制作しながら途中で割って内刳(うちぐり)をして矧(は)ぎ合わせる「割矧造」(わりはぎづくり)など、時代ごとの技法を紹介していった。
 
 木彫の内部を空洞にする内刳は、木心(もくしん)を取り去り干割れを防ぐほか、重量を軽くする、材の乾燥を早める目的があり、空洞にした内側には漆が塗られており、仏像は内側も神聖な場所なので漆を塗って丁寧に仕上げられていることを説明していった。
 
 また彫刻面などに漆を塗る地固めや漆箔仕上げなどにも触れ、基調講演後に会場を展示会場へ移し、鳥羽離宮跡などから出土した遺物を実際に見せながら、更に解説を加えていった。
 
 このほか会場には丹波漆生産組合や、やくの木と漆の館を利用している人たちの作品なども展示され、目を引いていた。
 
 
写真=出土品を示しながら漆の技法について説明を加えていく伊東さん
 
 

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