プロ野球・中日ドラゴンズの柳田殖生内野手(26)が23日、福知山市西小谷ケ丘の母校・福知山成美高校を訪れ、グラウンドで汗を流した。初日は軽く体を動かすのにとどめたが、「オフの間はなるべく訪問したい」と話しており、選手たちと一緒に練習をする。オリックスバファローズの横山徹也捕手(24)も、近く母校を訪れることにしており、選手たちによい刺激となっている。
プロ選手と高校生らアマチュア選手の接触は制限されていたが、高野連へ届け出ればプロ選手が母校の選手と合同練習できるようになった。
柳田選手は旧福知山商業高校が初めて夏の甲子園出場を果たした時の4番打者。社会人チームを経てNOMOベースボールクラブから2005年ドラフトにかかり、「苦労人のプロ入り」として話題になった。
昨年6月に公式戦スタメン初出場を果たし、第1打席でプロ初安打、第2打席で初本塁打を放つなど、好調なスタートを切った。しかし今年は1軍出場の機会に恵まれず「原点に戻り、自分一人になって見つめ直すために」と、母校を訪ねることにした。
効果は早々に現れ、在学中にランニングした平和公園などを走ると、「懐かしい福知山の空気を吸ってすがすがしい気持ち」になれた。グラウンドでは選手たちの練習を見守り、竹のバットでティーバッティングする選手を間近に見ているうち、自分も2時間打たされたことを思い出し、「初心に戻れた」という。「今年の悔しさをバネに、来年はうっぷんを晴らす年にしたい。開幕1軍を目指して頑張ります」と決意を新たにしていた。
甲子園初出場時のエースで、現在は母校のコーチを務める藤原健太さんとキャッチボールを始めると、グラウンドには白球をグラブで受ける音が大きく響きだし、選手たちが集まってきて食い入るように見つめていた。
直前の20日に結婚式を挙げたばかり。式に出席してきた田所孝二監督や井本自宣部長は「新婚旅行へ行っているものとばかり思っていましたが、突然戻ってくると聞き驚きました」と話し、今オフにかける柳田選手の意気込みを感じ取っていた。
来年1月15日から自主トレが始まり、7日には名古屋へ戻る予定だが、それまでは都合がつくかぎり母校を訪れることにしており、選手たちと一緒にノックなどにも参加するつもりでいる。
一方、横山選手は今年1軍デビューを飾り、来年は一層の活躍が期待される。同期の大原秉秀選手は東京ヤクルトスワローズでいち早く一軍入りをしたが、来季は韓国のハンファ・イーグルスでプレーすることになった。
写真=かつてのチームメートの藤原コーチとグラウンドでプロ選手としての意識などを話す柳田選手(右)
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