WEB両丹

きょうあったいい話、夕飯までに届けます。京都府福知山市の情報を満載した新聞社サイト

タブメニュー

購読お申込み 両丹日日新聞は全国にお届けできます。

トップページへ

ニュース

情報

コミュニティ


両丹日日新聞2008年10月 4日のニュース

やくの高原市が全国表彰 農家と消費者が直接交流

1003kougenniti.jpg 福知山市夜久野高原、道の駅「農匠の郷やくの」で人気を集める「やくの高原市」が、全国農業改良普及支援協会などによる「農山漁村いきいきシニア活動」の優良賞(農山漁村女性・生活活動支援協会長賞)に選ばれた。今年府内からの入賞は一つだけ。表彰式は9日に東京・農林水産省講堂で行われる。
 

 坊ちゃんカボチャに黒豆の枝豆、栗にブドウ。高原市は夜久野地域の農家が農産物を持ち寄って販売する組織。農匠の郷オープンに合わせ1999年4月に販売所が開設された。旬の農産物が手頃な価格で買えると人気を集め、農匠の郷に無くてはならない施設になっている。
 
 カボチャなど日持ちする物を除き、野菜類は朝に持ち込み、夕方残っていたらそのまま農家が引き取って帰るため、並んでいる品は、いつでも新鮮。生産者の名前が記され、だれが作ったか分かり安心できるのも人気の一つ。「あの人の野菜がいい」と、来店客が生産者の名前を見て買い求めることも多い。
 これが農家にとって刺激になり、「良い品を作らねば」と競い合いを引き出し、地域全体の質向上につながっているという。
 
 当初34人だった組合員は98人に増えた。組合員と消費者が直接交流する機会が多く、「おいしかった−との声を聞くと、また頑張って作らねばという気になります」と、古関巌会長(72)は話す。
 
■「農匠の郷危機」にも運営続け乗り越える
 
 順調に歩んできた高原市だが、存続の危機も経験している。
 
 農匠の郷の温泉やレストランなどを運営していた第三セクターの破たんで、中心施設が昨秋から相次ぎ閉鎖。客足が大幅に落ち込んだ。今年1月に会長に就いた古関さんは「1月、2月、3月は売り場のストーブ代さえ心配なほど。高原市も解散するしかないかと、眠れない夜もありました」と明かす。
 
 それでも施設の再開を信じ「自分たちが農匠の郷の灯を守るんだ」との思いで、1月には餅つきをしてぜんざいを振る舞い、2月には節分の豆まき大会、春には山菜祭り、夏はスイカ割り、秋には新米まつりと、毎月イベントを開催して誘客するなど、頑張ってきた。4月以降、施設ごとに新しい指定管理者が決まって温泉などが次々再開。9月に全施設がそろい、以前のように客足が戻った。
 
 輸入食品事故など食への信頼が揺らぐ中、消費者の「食の安全・安心」を求める気持ちの高まりが追い風となり、高原市の人気はますます上がり、固定客もついてきた。「年配の人ら、なかなか来られない人向けに、宅配にも力を入れていきたい」と古関会長。全国表彰を機に、更に組合員で結束して地域を元気にしていく。
 
 
写真=新鮮な旬の農産物が並ぶ高原市。古関会長は「表彰を機に組合員が更に結束して頑張りたい」と話す
 
 
※高原市の営業時間は午前9時30分から午後5時まで。毎月第3水曜日が休み。
 
 

    

[PR]


株式会社両丹日日新聞社 〒620-0055 京都府福知山市篠尾新町1-99 TEL0773-22-2688 FAX0773-22-3232

著作権

このホームページに使用している記事、写真、図版はすべて株式会社両丹日日新聞社、もしくは情報提供者が著作権を有しています。
全部または一部を原文もしくは加工して利用される場合は、商用、非商用の別、また媒体を問わず、必ず事前に両丹日日新聞社へご連絡下さい。

購読申込 会社案内 携帯版 お問い合わせ