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両丹日日新聞2008年9月10日のニュース

城で25年ぶりの再会 福知山音頭に父の声

0909rihei.jpg 8月23日夜、イベントで無料開放されていた福知山城(福知山市郷土資料館)で、思わぬ“再会”をした夫妻がいた。1963年(昭和38年)にコロンビアからSPレコードで発売された「民謡正調福知山音頭」が流れる館内。偶然訪れた市内の塩見さん夫妻は、はっとした。同時に懐かしさで胸がいっぱいになった。「お父さんや」。約25年ぶりに聞く声だった。
 

 声の主は、福知山踊振興会の前身の団体「福知山郷土芸術保存会」の故・塩見利兵衛さん(享年71)。近所では評判の「粋な人」。踊り手を弾ませるリズムで歌い、だれにもまねできない独特の太い声を持つ。踊りに関しても名人で、「年季の入った踊り」だったという。

 1900年生まれ。25年には利兵衛さんらの福知山音頭がNHKラジオの電波に乗って流れた。また、54年の第1回都道府県対抗民謡舞踊大会で福知山踊りが準優勝した際のメンバーでもある。数々の大会に出演し、多くの人を魅了した。

 民謡正調福知山音頭には、女性が謡う歌詞の合間に「ドッコイ、ドッコイ、ドッコイセ」などと合いの手を入れる利兵衛さんの声が収められている。塩見さんはこのレコードを持っていたが、貸し出したまま行方が分からなくなった。同じレコードを探し続けていたにもかかわらず、これまでめぐり合うことはなかった。
 
 城ではレコードからMDに録音して流していた。職員は特別にテープに録音し、塩見夫妻に贈った。
 ひょんなことから父親の声と再会した夫妻。「夕涼みのときによく聞いていました。改めて聞くと、やっぱりうまい。一味も二味も違う」と感慨深げだった。
 
 
写真=テープを受け取り、父親の思い出話をする塩見さん夫妻。当時使っていたユカタも大切に持っている
 

    

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