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両丹日日新聞2008年9月 2日のニュース

祖国に平和を、自由な空を グルジア人チェロ奏者が願い込め演奏

0902gurujia.jpg グルジア出身のチェロ奏者、ギア・ケオシヴィリさんを迎え、演奏とワインを楽しむ催しが8月30日、福知山市の中六人部ふれあいセンターで開かれた。世界で活躍してきたチェリストの演奏が、戦火にさらされたグルジアへの平和の思いと重なり、訪れた人たちの胸を締め付けた。
 

 中六人部地区の人たちを中心にした「ワインと文化に親しむ会」の主催で、昨年に続き2回目。ケオシヴィリさんは1962年生まれで、5歳の頃から旧ソ連時代の音楽英才教育を受けて育ち、早くから欧州で華々しい活動をしてきた。ソ連崩壊後の1996年に来日し、大阪シンフォニカー交響楽団、関西フィルハーモニー管弦楽団の首席奏者として活躍。日本国内にも多くのファンを持つ。
 
 滞在10年を超えて日本語も堪能となり、今回の福知山での演奏会は技法の紹介をしながらチャイコフスキーやラフマニノフなどの曲を、重厚でロマンチックに演奏。ゆかいなしぐさにジョークも織り交ぜ、和やかにプログラムが進んだ。
 
 しかし前半4曲を終えて後半へ移ると空気を改め、ロシアの軍事介入で戦火にさらされ、いまも緊張状態が続く祖国の話を始めた。グルジアとロシアの歴史的背景や地勢を語り、母国に残る家族を思いながらグルジアの曲を5曲目として演奏。会場を埋めた110人の胸を打った。
 
 7曲目には、スペインの奏者が国連本部で「私の生まれ故郷カタルニアの鳥は、ピース(平和)ピースと鳴くのです」と語り演奏して有名になったカタルニア民謡「鳥の歌」を奏で、最後の8曲目には、相手の家族が悲しむからと戦いを控えた鷲をうたったグルジアの詩を朗読して「鷲の物語」を弾いた。「祖国は負けない。私も負けない」との意志が込められ、力強くも悲しい響きとなった。
 
 アンコールを求められると、聴衆に歌詞カードが配られ、日本のフォークソング「翼を下さい」を弾き、みんなで「悲しみの無い 自由な空へ 翼はためかせ 行きたい」と声をそろえた。
 
 
写真=祖国への思いを込めて演奏するギア・ケオシヴィリさん
 
 

    

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